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明月堂 (小松市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社 明月堂
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
923-0004
石川県小松市長崎町1丁目85番地
業種 製造業(食料・飲料・飼料)
小売業(飲料・食料品)
事業内容 菓子製造販売
代表者 代表者 竹田隼人
資本金 1,000万円
従業員数 10名(2023年5現在)
外部リンク https://www.meigetsudo.com/
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株式会社明月堂(めいげつどう)は、石川県小松市の菓子製造販売業者[1]

ユーハイムが企画した日本のバウムクーヘンの頂点を決める「ファイナルクーヘン総選挙2024春」において1位を獲得した[2][3][4]

歴史

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1979年創業の明月堂は、バームクーヘンカステラといった結婚式や法事の際に用いられる引き菓子の卸販売が売り上げのほとんどを占めていた[5]。しかし、少子化に伴う結婚式の減少や規模の縮小によって、売り上げは右肩下がりになり、更にはコロナ禍が追い打ちを掛けて、2020年4月中旬からしばらくは注文が無くなるような状態で、人員整理も余儀なくされていた[5]。廃業やむなしの声も挙がるほどであったが、国や県からの支援策もあり、再起に向けて活動を行うことになった[5]

まずは、卸売りに依存していた経営体質からの脱却を目標とする[5]、石川県と石川県産業創出支援機構(ISICO)が主催する新商品開発支援事業「Session石川」‐セメントプロデュースデザイン大阪市)の金谷勉社長を講師に招き新商品のアイデアを練り上げていく講座‐に参加し、地元食材を活用する「じわもんシリーズ」という企画を打ち出す[5]。明月堂では創業以来、バームクーヘンを作っており、その味には自身があったが、そこに付加価値と独自性をプラスし、地域の魅力とともにアピールすることを狙いとした[5]。第一弾として商品化したのは、石川県産米粉を使ったバームクーヘンである[5]

ツキトワ by meigetsudo

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ツキトワ by meigetsudoは明月堂が運営するバームクーヘン店[4]。うさぎの看板が目印となっている[3][4]

「ツキトワ」には、「明月堂(ツキ)の菓子を通じて、人々の心を繋ぎ、人の輪(ワ)を広げたい」という想いが込められている[4]

能登塩ぶるべりばぁむ

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能登塩ぶるべりばぁむは「ファイナルクーヘン総選挙2024春」において1位を獲得したバームクーヘン[2][3][4]

ひらみゆき農園能登町)のブルーベリーと珠洲市産の塩を使った米粉のバウムクーヘンである[2]。米粉も石川県産を用いている[4]

開発そのものは能登半島地震 (2024年)前の2023年11月から行われており、ひらみゆき農園側から珠洲塩と農園で作っているブルーベリーを使ったバームクーヘンができないかと持ち掛けられたものである[3]

バームクーヘンの外側には砂糖が塗られるのだが、そこに砂糖だけではく珠洲塩を加えている[3]

出典

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  1. ^ 株式会社 明月堂”. 石川県産業創出支援機構(ISICO) (2023年5月2日). 2024年6月5日閲覧。
  2. ^ a b c バウムクーヘン総選挙で1位 小松・明月堂 復興応援、能登の食材使う」『北國新聞』2024年5月27日。2024年6月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e ご当地バウムクーヘンの頂点に…石川県小松市「ツキトワ by meigetsudo」の味支える珠洲の塩”. FNN (2024年5月30日). 2024年6月5日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 【石川県】ファイナルクーヘン総選挙で32ブランドの中から1位を獲得!「能登塩ぶるべりばぁむ」”. ストプレ! (2024年5月26日). 2024年6月5日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g CASE01 卸売り依存から脱却し、小売り強化へ 県産素材の菓子を開発、店舗も新装 ~(株)明月堂」『情報誌 ISICO PRESS』vol.125、2022年11月28日、2024年6月5日閲覧 

外部リンク

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