春光台公園
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春光台公園 SHUNKODAI PARK | |
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分類 | 総合公園[1] |
所在地 | |
座標 | 北緯43度48分25秒 東経142度21分00秒 / 北緯43.80694度 東経142.35000度座標: 北緯43度48分25秒 東経142度21分00秒 / 北緯43.80694度 東経142.35000度 |
面積 | 52.42ヘクタール |
前身 | 鷹栖公園 |
運営者 | 旭川市公園緑地協会 |
設備・遊具 | 散策路、広場、遊具、キャンプ場、パークゴルフ場 |
駐車場 | あり |
アクセス | 道北バス「療育センター」バス停下車 |
告示 | 計画決定:昭和24年3月31日建設省告示第565号[2] |
事務所 | 春光台公園管理事務所 |
春光台公園(しゅんこうだいこうえん)は、北海道旭川市にある公園。
概要
[編集]旭川市中心部から北へ約5 kmに位置し、なだらかな丘陵地にある。国道12号(旭川新道)が公園南側を通り、北海道道72号旭川幌加内線が縦断して公園を東西に分けている。園内東側の沢筋には約750mに渡ってミズバショウが自生している[3]。
1912年(明治45年)にオーストリアのテオドール・エードラー・フォン・レルヒ中尉が旭川を訪れた際、現在の春光台公園スキー場で第七師団や旭川中学(現在の北海道旭川東高等学校)の学生に「オーストリア流の単杖スキー術」の指導をしており、これを「北海道スキー発祥之地」として園内には記念碑がある。また、公園に隣接している春光台配水場(覆蓋付緩速ろ過池)は1985年(昭和60年)に「近代水道百選」、2013年(平成25年)に「土木学会選奨土木遺産」に選定されている[4][5][6]。
歴史
[編集]旧日本軍の演習場の一部を大蔵省(当時)から借り受けて(大部分を私有地として所得)1949年(昭和24年)に都市計画決定したが、しばらく未整備の状態が続いた。なお、当初の公園名は「鷹栖公園」であった。1970年(昭和45年)から道道で分断している公園の西側部分を「市民の森」として1,800本の樹木を植栽して森を造成。1983年(昭和58年)からキャンプ場、冒険広場、宝くじ遊園などを造成した。1991年(平成3年)に公園の名称を「春光台公園」と改称。2009年(平成21年)にはパークゴルフ場がオープン。園路の整備も完了し、車椅子で利用できる区間も完成した。
施設
[編集]- 市民の森
- 冒険広場(フィールドアスレチック20基)
- キャンプ場
- 宝くじ遊園
- 歩くスキーコース(5 km)
- パークゴルフ場
- 文学の小径
碑
[編集]- 蘆花寄生木ゆかりの地(徳富蘆花)
- 北海道スキー発祥之地
- 軍用水道碑
- 治水の碑
- 若山牧水歌碑
- 三浦綾子『道ありき』文学碑
春光台公園が登場する作品
[編集]小説
- 徳冨蘆花 『寄生木』 - 1909年
- 太田紫織 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 第三巻 「第参骨 託された骨」 - 2013年
アニメーション
- 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 第漆骨・第捌骨 「託された骨 前編・後編」- 2015年
脚注
[編集]- ^ “旭川市都市公園条例”. 旭川市例規類集. 2017年7月2日閲覧。
- ^ “都市計画公園 個別一覧表” (PDF). 北海道. p. 26 (2012年3月31日). 2017年7月2日閲覧。
- ^ “春光台公園”. 旭川市. 2017年7月2日閲覧。
- ^ “道内近代水道発祥地は?”. 北海道ファンマガジン (2008年3月13日). 2017年7月2日閲覧。
- ^ “覆蓋付緩速ろ過池(春光台配水場)”. 土木学会選奨土木遺産. 土木学会. 2015年9月8日閲覧。
- ^ “土木遺産 覆蓋付緩速ろ過池”. 旭川市. 2017年7月2日閲覧。
参考資料
[編集]- “春光台公園ガイド” (PDF). 旭川市公園緑地協会 (2013年). 2015年9月8日閲覧。