春日キスヨ
表示
春日 キスヨ(かすが キスヨ、1943年[1] - )は、日本の福祉学者、社会学者。専門は家族問題[2]。
経歴
[編集]熊本県出身[1]。九州大学教育学部卒業[1]。同大学大学院教育学研究科博士課程中途退学[1]。京都精華大学教授、安田女子大学教授などを経て[1]、2012年まで松山大学人文学部社会学科教授[1][2]。
家族社会学、福祉社会学を専攻[3]。現場の支援者たちと協働して、父子家庭、不登校、ひきこもり、障害者・高齢者介護などに関する研究を行った[3]。
『介護とジェンダー 男が看とる 女が看とる』で1998年度山川菊栄賞を受賞した[1][4]。
単著
[編集]- 『父子家庭を生きる 男と親の間』勁草書房 1989年 ISBN 4326651024
- オンデマンド版 勁草書房 2013年 ISBN 9784326980673
- 『家族の条件 豊かさのなかの孤独』岩波書店(シリーズ生きる)1994年 ISBN 4000038206
- 岩波現代文庫 2000年 ISBN 4006030185
- 『介護とジェンダー 男が看とる女が看とる』家族社 1997年 ISBN 4907684002
- 『介護にんげん模様 少子高齢社会の「家族」を生きる』朝日新聞社 2000年 ISBN 4022575301
- 『介護問題の社会学』岩波書店 2001年 ISBN 4000224212
- 岩波人文書セレクション 2011年 ISBN 9784000285131
- オンデマンド版 2015年 ISBN 9784007303012
- 『高齢者とジェンダー ひとりと家族のあいだ』ひろしま女性学研究所(Hiroshima・1000シリーズ)2009年 ISBN 9784907684198
- 『変わる家族と介護』講談社(講談社現代新書)2010年 ISBN 9784062880824
- 『家族と介護のあいだ』春日キスヨ述 富山県女性財団編 富山県女性財団 2011年 NCID BB2629230X
- 『高齢社会を生き抜く 人生100年、楽しく生きる覚悟と心意気を!』春日キスヨ述 富山県女性財団編 富山県女性財団 2011 NCID BB26290789
- 『百まで生きる覚悟 超長寿時代の「身じまい」の作法』光文社(光文社新書)2018年 ISBN 9784334043797
共著
[編集]- 『孤独の労働 高齢者在宅介護の現在』春日耕夫、春日キスヨ著 広島修道大学総合研究所(広島修道大学研究叢書) 1992年 NCID BN07522440
- 『ジェンダーの社会学』井上俊ほか編集委員 岩波書店(岩波講座現代社会学) 1995年 ISBN 4000107011
- 『ジェンダーと女性』田端泰子、上野千鶴子、服藤早苗編 早稲田大学出版部(シリーズ比較家族)1997年 ISBN 4657972057
- 『成熟と老いの社会学』井上俊ほか編 岩波書店(岩波講座現代社会学)1997年 ISBN 4000107038
- 『これからの家庭基礎 あたらしい生活を求めて』竹中恵美子ほか 一橋出版 2003年 NCID BA6390566X - 平成14年3月10日文部科学省検定済教科書 高等学校家庭科用
- 『家族のケア 家族へのケア』上野千鶴子ほか編集委員 岩波書店(ケアその思想と実践)2008年 ISBN 9784000281249
- 『ニーズ中心の福祉社会へ 当事者主権の次世代福祉戦略』上野千鶴子、中西正司編 医学書院(シリーズケアをひらく)2008年 ISBN 9784260006439
- 『家族を超える社会学 新たな生の基盤を求めて』牟田和恵編 新曜社 2009年 ISBN 9784788511835
- 『親密性の福祉社会学 ケアが織りなす関係』庄司洋子編 東京大学出版会(シリーズ福祉社会学)2013年 ISBN 9784130541398
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g “春日 キスヨ | 著者ページ”. 東洋経済オンライン. 2022年2月16日閲覧。
- ^ a b 中国新聞デジタル. “<上> どう備える 臨床社会学者 春日キスヨさんに聞く”. 中国新聞デジタル. 2022年2月16日閲覧。
- ^ a b “春日 キスヨ(かすが・きすよ)”. プレジデントオンライン. 2024年3月9日閲覧。
- ^ 「婦人問題奨励金に春日キスヨさん 24日、東京で贈呈式」『朝日新聞』1999年1月17日、朝刊、29面。