春風亭柳枝 (9代目)
九代目 Shumpûtei Ryûshi the 9th | |
正太郎時代 | |
本名 | |
---|---|
生年月日 | 1981年8月23日(43歳) |
出身地 | 日本・東京都目黒区 |
師匠 | 春風亭正朝 |
名跡 | 1. 春風亭正太郎 (2006年 - 2021年) 2. 九代目春風亭柳枝 (2021年 - ) |
出囃子 | 都囃子 |
活動期間 | 2006年 - |
活動内容 | 落語家 |
配偶者 | あり |
所属 | 落語協会 |
公式サイト | 春風亭柳枝 |
受賞歴 | |
2015年 第14回さがみはら若手落語家選手権優勝 2015年 第26回北とぴあ若手落語家競演会大賞 2016年 読売杯争奪激突!二ツ目バトル優勝 2023年 花形演芸大賞 銀賞 2023年 花形演芸大賞 金賞 | |
九代目 春風亭 柳枝(くだいめ しゅんぷうてい りゅうし、1981年(昭和56年)8月23日 - )は、落語家。落語協会所属。本名:小杉 学史。出囃子は『都囃子』。名跡「春風亭柳枝」の当代である。
経歴
[編集]東京都目黒区出身。安田学園中学校・高等学校[1]、明治学院大学文学部芸術学科卒業。
2006年4月、春風亭正朝に入門。前座となり正太郎を名乗る。2009年11月、三遊亭めぐろ、古今亭大五朗(廃業)と共に二ツ目昇進。
2021年3月下席より弁財亭和泉、柳亭燕三、柳家㐂三郎、三遊亭れん生(めぐろ改め)と共に真打に昇進[2]し、同時に九代目春風亭柳枝を襲名[3][4]、3月21日の鈴本演芸場での襲名披露興行初日に九代目柳枝として初高座を務めた[5]。
感染症予防のため数回にわたり延期されていた真打昇進披露宴は、2023年9月28日に帝国ホテルに500人あまりの来賓を招き、スペシャルゲストにさだまさしを迎えて開催された[6][7]。
芸歴
[編集]受賞歴
[編集]- 2015年3月 第14回さがみはら若手落語家選手権 優勝
- 2015年9月 第26回北とぴあ若手落語家競演会 優勝
- 2016年10月 読売杯争奪 激突!二ツ目バトル 優勝
- 2023年3月 令和4年度花形演芸大賞 銀賞[8]
- 2023年12月 令和5年度花形演芸大賞 金賞[9]
人物
[編集]趣味は漫画、似顔絵を描くこと、読書、古典ミステリー研究、映画鑑賞。
安田学園高等学校の先輩には立川龍志、3代目古今亭圓菊がいる。
アマチュア落語時代、「波雷亭可ん朝」の高座名で活動していた[10]。
正太郎時代に「名前から春風亭昇太の弟子と間違われる事がある」とNHKラジオ「すっぴん!」の番組コーナー内で語っている。
2011年10月、東日本大震災直後の福島県いわき市による農作物放射線物質測定結果を公表する「見せます! いわき情報局」の特別委員に任命され、柳家一琴(隊長)、林家彦丸、柳家小太郎と共に野菜のおいしさと安全性を届けるPR活動に活躍した[11]。
春風亭柳枝襲名の際には、三谷北町会青年部より祝いの横断幕が東急東横線学芸大学駅西口商店街入口に掲げられた[12]。
演じる人が少なくなっていた柳枝の大師匠にあたる春風亭柳朝(5代目)の新作落語「駆込寺」(作:鈴木みちを)[13]を発掘、積極的に演じている[14]。柳枝は金原亭馬久・春風亭一花夫妻にもこの噺の稽古をつけ[15]、一花はNHK新人落語大賞(2024年)で披露、準優勝した。
演目
[編集]出囃子
[編集]出演
[編集]インターネット
[編集]- お台場寄席DOUGA(フジテレビ無料動画サイト「見参楽(みさんが!)」)
テレビ
[編集]- 今夜も生でさだまさし(NHK総合、2018年3月24日)
- OH!バンデス(ミヤテレ、2024年3月27日) - 同番組にレギュラー出演している弟の小杉浩史と初共演。
ラジオ
[編集]- すっぴん! (NHKラジオ第一放送、「ひざウチ!ふちオニ!」プレゼンター 〈隔週〉、2018年4月9日 - 2019年3月22日)
- みらいブンカ village『落語家が、何か面白いこと言ってるよ』(文化放送、2019年10月31日)
- くにまる食堂(文化放送、2022年5月27日)
出典
[編集]- ^ a b 高柳義人 (2020年11月6日). “春風亭正太郎、大名跡「柳枝」襲名へ決意「古典落語の魅力を伝えられる落語家に」来年3月、真打ち昇進”. スポーツ報知 (東京)
- ^ 令和3年 春 真打昇進決定 - 一般社団法人 落語協会 2020年7月1日
- ^ お知らせ「真打昇進と九代目春風亭柳枝襲名の決定」 - 春風亭正太郎オフィシャルブログ「進め!正太郎」Powered by Ameba 2020年7月1日
- ^ “令和3年 春 真打昇進襲名披露興行”. 落語協会 (2020年11月1日). 2020年12月29日閲覧。
- ^ "62年ぶり復活 春風亭柳枝が真打ち昇進襲名披露初日 初代ゆかりの「子別れ」で決意表明". スポーツ報知. 報知新聞社. 21 March 2021. p. 1. 2021年4月2日閲覧。
- ^ 九代目 春風亭柳枝 (2023年10月4日). “日記「披露宴御礼」”. 柳枝の一筆啓上 春風亭柳枝オフィシャルブログ. ameba blog. 2023年10月7日閲覧。
- ^ 林家あんこ (2023年10月1日). “昨日は #春風亭柳枝 師匠の 待ちに待った真打昇進襲名披露宴へ🎊”. 墨田区民ニュース. 株式会社トータルエージェント. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “令和4年度花形演芸大賞決定のお知らせ”. 国立演芸場. 日本芸術文化振興会 (2023年3月29日). 2023年3月29日閲覧。
- ^ “令和5年度花形演芸大賞決定のお知らせ”. 日本芸術文化振興会 (2023年12月5日). 2023年12月5日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/shunputeiryushi/status/1691627018964832767?s=20”. X (formerly Twitter). 2023年11月7日閲覧。
- ^ いわき市農林水産部農政水産課 (2012年9月5日). “見せます!いわき” (pdf). 農林水産省. 2024年1月15日閲覧。
- ^ 椿らい堂 ( ˇ෴ˇ )(@raidotsubaki) (2021年4月11日). “今はanchorアプリでしか聴けませんが、番組内で話している春風亭柳枝師匠の真打昇進横断幕です。”. twitter. 2021年6月18日閲覧。 “東急東横線学芸大学駅駅前の西口商店街の写真です。”
- ^ 髙木 侃. “縁切り一筋五〇年③ 落語『駆け込み寺』──柳家小満ん師匠を聴く(二・完)”. PR誌『評論』212号. 日本経済評論社. 2024年11月7日閲覧。
- ^ 春風亭柳枝(@shunputeiryushi) (2024年10月27日). “一花さんが演じた『駆込寺』は古典落語ではないですよ。”. X. 2024年11月5日閲覧。
- ^ 春風亭一花(@ichihana_s) (2024年10月27日). “『駆込寺』は春風亭柳枝兄さんが掘り起こして稽古をつけてくださった噺です。”. X. 2024年11月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 春風亭柳枝 - 公式Webサイト
- 柳枝の一筆啓上 - Ameba Blog
- 春風亭柳枝 (@shunputeiryushi) - X(旧Twitter)
- 九代目 春風亭柳枝 事務局 (@ryushi9_jimu) - X(旧Twitter)
- 九代目 春風亭柳枝 事務局 (@ryushi9_jimu) - Instagram
- 春風亭柳枝の小間物屋 - SUZURI
- 春風亭柳枝 - 落語協会
- 春風亭柳枝 (shoutarou.shunputei) - Facebook
- 春風亭柳枝 - YouTubeチャンネル