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レゾナック大分コンビナート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯33度16分02秒 東経131度40分35秒 / 北緯33.267142度 東経131.676335度 / 33.267142; 131.676335 レゾナック大分コンビナート(レゾナックおおいたコンビナート)は、大分県大分市大分臨海工業地帯にある株式会社レゾナック(旧昭和電工株式会社)のコンビナートである。旧称昭和電工大分コンビナート

概要

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1969年に営業運転を開始した。九州で唯一の石油化学コンビナートである大分石油化学コンビナートの中核をなす施設である[1][2][3]エチレンプラントを備え、隣接するENEOS大分製油所(旧新日本石油精製大分製油所)から供給されるナフサや輸入ナフサを原料として、エチレンプロピレンといった化学製品原料を生産している。

2008年から地球温暖化対策、競争力強化を目的とした大規模な設備改造工事を行ない、2010年5月2日に稼働開始した。この工事では既存のナフサ分解炉7基を廃棄し、最新の高効率分解炉2基を新設。改造後のエチレン生産量は67.5万トン/年となった。また、エネルギー効率が5.3%向上するとともに、CO2排出量が59,000トン/年削減された[4][5]

また、2009年3月にはカーボンナノチューブの量産設備の建設に着工し、2010年4月に操業を開始した。生産量は400トン/年[6]

データ

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  • 所在地 - 大分県大分市大字中ノ洲2
  • 敷地面積 - 664,637m2[7]

主な生産品

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沿革

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  • 1969年(昭和44年)4月 - 操業開始[1]
  • 1977年(昭和52年)3月 - 増設完了。
  • 1997年(平成9年)9月 - 新たな酢酸製造法である「酢酸新法」による新プラントが稼動開始。
  • 2006年(平成18年)9月 - レーザービームプリンター用アルミニウムシリンダー新工場竣工。

脚注

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  1. ^ a b 知っておどろく! 大分コンビナート” (PDF). 大分コンビナート企業協議会・大分県. 2022年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月15日閲覧。
  2. ^ 大分コンビナート”. 株式会社レゾナック. 2023年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月15日閲覧。
  3. ^ “新たな半世紀へ 大分港50周年 第1部 コンビナートと大分 中”. 大分合同新聞. (2015年9月24日). https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/09/24/004829886 
  4. ^ “昭和電工、大分コンビナートのエチレン製造設備の効率化工事を完了”. 日経クロステック(xTECH). (2010年5月28日). オリジナルの2021年7月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210726193912/https://xtech.nikkei.com/dm/article/NEWS/20100528/183037/ 
  5. ^ 大分石油化学コンビナートエチレンプラント効率化工事を完工』(プレスリリース)昭和電工株式会社、2010年5月28日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304191017/http://www.sdk.co.jp/news/2010/aanw_10_1247.html 
  6. ^ カーボンナノチューブ「VGCF®-X」の量産を開始』(プレスリリース)昭和電工株式会社、2010年3月19日。オリジナルの2019年9月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190908072942/http://www.sdk.co.jp/news/2010/aanw_10_1223.html 
  7. ^ 大分コンビナート : 生産拠点 (国内)”. 昭和電工株式会社. 2008年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月12日閲覧。
  8. ^ 大分石油化学コンビナートとは”. 株式会社レゾナック. 2023年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月15日閲覧。
  9. ^ 大分石油化学コンビナート” (PDF). 大分石油化学コンビナート. 2023年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月15日閲覧。

外部リンク

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