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五代十国時代に晋と呼ばれる国には以下の二つがある。
- 前晋 - 李克用が、黄巣の乱で勲功をあげて封ぜられ、後に自立した国。後の後唐。李克用は唐滅亡前から、朝廷を掌握した朱全忠と激しく争い、朱全忠が唐から後梁へ禅譲を行わせると、これを簒奪として認めず、間もなく亡くなったが、跡を継いだ李存勗が唐の正統後継として正式に国号を“唐”として初代皇帝に即位したため、前朝の唐との区別も兼ねて、一般には後唐と呼ばれるが、下記と区別して前晋とも呼ばれる。
- 後晋 - 石敬瑭が後唐から自立して皇帝に即位し、そのまま後唐を滅ぼして建てた国。