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景式王(かげのりおう、生没年不詳)は、平安時代前期の皇族・歌人。文徳天皇の孫で、上総太守・惟条親王の子。位階は従四位下。
生年は明らかでないが、父・惟条親王は承和13年(846年)生まれで貞観10年(868年)没であることから貞観年間前半(860年代)生まれと想定される。寛平9年(897年)二世王として従四位下に直叙されているが[1]、以降の経歴は明らかでなく、間もなく没したか。
勅撰歌人として『古今和歌集』に2首が入集している[2]。