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更北公民館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

更北公民館(こうほくこうみんかん)は、長野県長野市青木島町に位置する更北地区の社会教育施設である。

概要

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更北地区の公民館は更北公民館に加えて3つの分館があり、稲里分館、小島田分館、真島分館がある[1][2]。現在、長野市指定管理制度を導入し、平成28年4月1日から 更北地区住民自治協議会 が運営を行っている[3]

地図

市立公民館の目的

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公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする。[1]

沿革

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1955年1月1日、更北村誕生とともに更北村公民館が誕生・発足した。「公民館は先ず、活動ありき、制度や施設は後からつくられた」ことが記されている[4]。合併当初は本館はなく、役場2階の一室に事務局を、旧役場跡を支館とし、青木島支館を更北村公民館と併用することとした。1960年職員体制が整備され、事業も体系的・継続的に展開されるようになった[4]

  • 1955年1月 更北村誕生とともに更北村公民館が誕生・発足
  • 1960年   職員体制が整備され、事業も体系的・継続的に展開
  • 1963年7月 中央公民館建設促進委員会が発足
  • 1966年4月 更北公民館新築・開館
  • 1988年   更北地域開発振興協議会を中心に「21世紀に備えた公民館施設の在り方」を検討討議
  • 2003年4月 現在の更北公民館が完成

業務時間

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  • 平日:午前8時30分から午後5時15分
  • 休日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始
  • 施設利用時間:午前8時30分から午後9時20分  (図書室以外は土日祝日もご利用可能です)

特色

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更北公民館は3Fであり、ロビー・多目的室・料理実習室・陶芸実習室・学習室・図書室・児童室・集会室・和室の茶室がある。長野市の公民館としては初めて高齢化時代を見越し、障害者者にも利用しやすいようエレベーターの設置、身障者用の駐車場を確保、スロープの設置等バリアフリー化されている[4][5]

公民館周辺の名所・旧跡・観光・文化芸術

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公民館の方針として、2022年7月1日の公民館報に次の方針が示されている[6]

  1. 子ども社会の創造(人間性豊かに成長する事) それは知・徳・体の人間性の成長
    1. 文化芸術の創造と活動
    2. 有形・無形の歴史文化遺産の保存・継承・活用
    3. スポーツを楽しめる環境づくりの推進
    4. ボランティア活動を通じての地域貢献
  2. 社会教育を基礎とした人づくり、つながりづくり、地域づくり(地域コミュニティの将来像の実現)
    1. 愛着をもったまちづくり
      • 自然・歴史・文化・産業・生活・人材等を学び郷土への愛着
      • 郷土の特質性や魅力を見直し、愛着心を育む
      • 地域の歴史遍歴による文化財学習
      • 他地区との文化交流
      • ボランティアセンターの運営に協力し、ボランティア活動の意義の推進
    2. 人づくり
      • 生涯学習による協働の人間形成
      • 文化芸術の振興、文化財・伝統芸能の保護と継承
    3. 健康づくり
      • スポーツを通じた健康増進や健康長寿延伸
      • スポーツによる健全な心身の育成

次のリストは公民館の方針による「有形・無形の歴史文化遺産の保存・継承・活用」、「自然・歴史・文化・産業・生活・人材等を学び郷土への愛着」、「地域の歴史遍歴による文化財学習」等の項目の参考資料として、リストを示す。また、「他地区との文化交流」等の参考資料として、周辺のその他の項目に周辺の名所・旧跡を示す。

  • 青木島地区[7]
    • 丹波島の渡し
    • 丹波島宿
    • 旧松代街道
    • 三本柳の由来
    • 浄生庵
    • 如意輪堂
    • 毘沙門天立像
    • 不動明王立像[8]
    • 大堀館跡
    • 町田兵庫正之の墓
  • 真島地区[9]
    • ホワイトリング
    • 長野地方卸売市場
    • 清水神社 
    • 本道の句碑
    • 源八桑(県指定天然記念物・推定樹齢260年の古木)[10]
    • 真島氏居館跡
    • おん流れ(大洪水のときの流路跡)
    • 川合神社
    • アクアパル千曲
  • 小島田地区[11]
    • 川中島古戦場跡
    • 頥気神社
    • 小島田村役場跡之碑
    • 新城の庚申塔
    • 児観音と今井兼平の笈
    • 五里沢の大土手(犀川大激流跡)
    • 寛保の満水
    • 千曲川の氾濫原(流失した鶴巻・小犀川の集落)
    • 千曲川護岸・花立排水機場竣工記念碑
    • 天王の土手
    • 田牧居帰遺跡[12]
    • 田中沖遺跡[13]
  • 稲里地区[14]
    • 旧作新学校本館(市指定文化財[15]
    • 青木家文書
    • 幕張りの杉記念碑
    • 渕黙庵
    • 氷鉋斗売神社
    • 善導寺の仁王像
    • 明桂寺の宝篋印塔
    • 明柱寺のお助け松
    • 虎御前の墓
    • 諸角豊後守の墓
    • 小林家住宅(国有形文化財)[16][17]
    • 昌龍寺の鐘楼
    • 東昌寺の土塁
    • 狐丸塚(桑山茂見の墓)
  • その他(文化的に関連する周辺の名所のリスト)
    • 松原遺跡
    • 千曲川流域の漁具

脚注

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出典

  1. ^ 更北公民館ホームページ”. kouhoku. 2022年9月4日閲覧。
  2. ^ 更北公民館 - 長野市ホームページ”. www.city.nagano.nagano.jp. 2022年9月4日閲覧。
  3. ^ 更北公民館の指定管理 - 長野市ホームページ”. www.city.nagano.nagano.jp. 2022年9月4日閲覧。
  4. ^ a b c 『更北総合誌 〜写真でみる20世紀の更北 更北の歴史』東京法令出版株式会社、平成13年12月1日、235-237頁。 
  5. ^ 施設案内”. kouhoku. 2022年9月4日閲覧。
  6. ^ 更北公民館報”. 更北公民館. 2022年9月10日閲覧。
  7. ^ 更北の見どころ 青木島”. kjitikyo ページ!. 2022年9月4日閲覧。
  8. ^ 詳細検索 | 長野市文化財データベース 頭で感じる文化財 デジタル図鑑(頭感)”. bunkazai-nagano.jp. 2022年9月10日閲覧。
  9. ^ 更北の見どころ 真島”. kjitikyo ページ!. 2022年9月4日閲覧。
  10. ^ 長野県天然記念物リスト”. 長野県. 2022年9月10日閲覧。
  11. ^ 更北の見どころ 小島田”. kjitikyo ページ!. 2022年9月4日閲覧。
  12. ^ 田牧居帰遺跡”. sitereports.nabunken.go.jp. 2022年9月6日閲覧。
  13. ^ 田中沖遺跡”. sitereports.nabunken.go.jp. 2022年9月10日閲覧。
  14. ^ 更北の見どころ 稲里”. kjitikyo ページ!. 2022年9月4日閲覧。
  15. ^ 詳細検索 | 長野市文化財データベース 頭で感じる文化財 デジタル図鑑(頭感)”. bunkazai-nagano.jp. 2022年9月5日閲覧。
  16. ^ 詳細検索 | 長野市文化財データベース 頭で感じる文化財 デジタル図鑑(頭感)”. bunkazai-nagano.jp. 2022年9月10日閲覧。
  17. ^ 国指定文化財等データベース”. kunishitei.bunka.go.jp. 2022年9月10日閲覧。

参考文献