有田川 (大分県)
表示
有田川 | |
---|---|
水系 | 一級水系 筑後川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 13.746 km |
平均流量 | -- m3/s |
水源 | 月出山岳(玖珠郡玖珠町) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 花月川(日田市) |
流域 | 大分県玖珠郡玖珠町・日田市 |
有田川(ありたがわ)は、筑後川水系花月川の支流で、大分県玖珠郡玖珠町及び日田市を流れる一級河川である。
地理
[編集]日田市東部の月出山岳(標高708.7m)に源を発し、概ね西流して、日田市の市街地北部で三隈川(筑後川本流の上流部)の支流である花月川に合流する[1] [2]。
自然
[編集]魚類では、絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト)のオヤニラミが確認されていほか、カワムツ、オイカワ、ウグイ、カマツカ、ドンコ等が生息している。また、鳥類では、カワセミや準絶滅危惧(環境省レッドリスト)のハイタカが確認されているほか、ツバメ、スズメ、ムクドリ、カワラヒワが多く見られる[2]。
水害
[編集]有田川では、1995年(平成7年)7月、及び2001年(平成13年)7月に、浸水被害が発生している[2]。
また、2012年(平成24年)7月3日の平成24年梅雨前線豪雨では、護岸が1か所で決壊して氾濫[3]。花月川の氾濫と併せて、沿川の家屋835戸が浸水した[4]。また、同年7月14日の平成24年7月九州北部豪雨でも氾濫し[5]。これらの豪雨では観測史上最高の水位を記録を記録した[4]。
これらの被害を受けて、有田川は国の河川激甚災害対策特別緊急事業に採択され、2016年度までの完工を目途として、以下の災害対策事業が行われる予定である[6]。
- 流木が集積して氾濫の一因となった日掛橋の架け替え。新橋は橋脚のない構造とし、高さを約60cm上げる。
- 日掛橋から下流約800m区間の左岸を4.4m-7.5m拡幅し、狭小だった川幅を最大約30mとする。
- 川原田井堰を、固定堰から可動堰に改築。
- 岩盤状の川底を掘削。
流域の自治体
[編集]主な支流
[編集]並行する交通
[編集]道路
[編集]- 大分県道48号日田玖珠線
- 大分県道407号白地日田線
脚注
[編集]- ^ “有田川 [8909060208 筑後川水系 地図| 国土数値情報河川データセット]”. ROIS-DS Center for Open Data in the Humanities. 20224-2-9閲覧。
- ^ a b c 筑後川水系日田圏域河川整備計画 (PDF) 大分県、2003年9月[リンク切れ]
- ^ 県北西部豪雨 農林水産被害9億円 大分合同新聞、2012年7月7日[リンク切れ]
- ^ a b 「花月川・有田川河川激甚災害対策特別緊急事業着工式」を開催します (PDF) 筑後川河川事務所・大分県・日田市、2013年6月13日[リンク切れ]
- ^ 濁流再び失意の住民 県北西部また豪雨 大分合同新聞、2012年7月14日[リンク切れ]
- ^ 県豪雨被害の日田有田川 日掛橋を架け替え 大分合同新聞、2014年1月5日[リンク切れ]