朝倉剛
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朝倉 剛(あさくら かたし、1926年9月29日[1] - 2000年5月9日)は、日本のフランス文学者、翻訳家。
人物・来歴
[編集]横浜市生まれ。1950年東京大学文学部仏文科卒業。同大学院をへて、名古屋大学講師、愛知県立女子短期大学助教授、東京外国語大学助教授、教授、1992年定年退官、名誉教授。
1993年から1997年日本フランス語フランス文学会会長。専攻は17世紀フランス文学で、多くの翻訳をなした。
共著
[編集]- 『パリの友人たち Michele Massip Mizubayashi』(駿河台出版社) 1984
翻訳
[編集]- 『ディエンビエンフー陥落』(ジュール・ロワ、篠田浩一郎共訳、至誠堂新書) 1965
- 『ジャンセニスム』(ルイ・コニェ、倉田清共訳、白水社、文庫クセジュ) 1966
- 『二年間の休暇』(ジュール・ベルヌ、福音館書店) 1968、のち文庫
- 『テレマックの冒険』(フェヌロン、現代思潮社、古典文庫) 1969
- 『ユートピアの歴史』(ジャン・セルヴィエ、篠田浩一郎共訳、筑摩書房、筑摩叢書) 1972、のち新版 1984
- 『進歩の危機』(フランソワ・ド・クロゼ、倉田清共訳、日本経済新聞社) 1973
- 『フランス文学ハンドブック ヌーヴォー・ロマンからシャンソン・ド・ロランへ』(ピエール・ブリュネル, ドニ・ユイスマン、倉田清共訳、白水社) 1974
- 『三銃士』(アレクサンドル・デュマ、福音館書店、福音館古典童話シリーズ) 1977 - 1978
- 『長ぐつをはいたネコ』(シャルル・ペロー、暁教育図書、よいこの名作館) 1977
- 『ヴェルサイユ王宮』(ジェラール・ヴァン・デル・ケンプ、アイエム) 1978
- 『海辺のある夏』(アンヌ・フィリップ、早川書房) 1979
- 『カトリック 過去と未来』(J・ダニエルー他、倉田清共訳、ヨルダン社) 1981
- 『ユートピア』(ジャン・セルヴィエ、篠田浩一郎共訳、白水社、文庫クセジュ) 1983
- 『ルイ十四世宮廷毒殺事件』(ジャン=クリスティアン・プチフィス、北山研二共訳、三省堂) 1985
- 『ガリカニスム フランスにおける国家と教会』(エメ=ジョルジュ・マルティモール、羽賀賢二共訳、白水社、文庫クセジュ) 1987
- 『シルクロード・キャラバン』(アンヌ・フィリップ、吉田花子共訳、晶文社、双書・20世紀紀行) 1988
- 『偉大な世紀のモラル フランス古典主義文学における英雄的世界像とその解体』(ポール・ベニシュー、羽賀賢二共訳、法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス) 1993
- 『デカルト、コルネイユ、スウェーデン女王クリスティナ 一七世紀の英雄的精神と至高善の探求』(エルンスト・カッシーラー、羽賀賢二共訳、工作舎) 2000
参考
[編集]- 翻訳書 訳者紹介
脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』