朝日トンネル (茨城県)
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概要 | |
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位置 | 茨城県 |
現況 | 運用中 |
所属路線名 | 茨城県道138号石岡つくば線 |
起点 | 茨城県土浦市小野 |
終点 | 茨城県石岡市柴内 |
運用 | |
建設開始 | 1996年(平成8年) |
完成 | 2012年1月 |
開通 | 2012年(平成24年)11月12日 |
所有 | 茨城県 |
管理 | 茨城県 |
通行対象 | 自動車、徒歩 |
通行料金 | 無料 |
日平均通行量 | 6,800台/日(計画交通量) |
技術情報 | |
全長 | 1,784 m |
道路車線数 | 2車線 |
設計速度 | 50 km/h |
最高部 | 71.8 m |
最低部 | 53.9 m |
高さ | 4.5 m |
幅 | 7.5 m |
勾配 | 土浦側:2.5% 石岡側:0.3% |
朝日トンネル(あさひトンネル)は、茨城県土浦市と石岡市を結ぶ道路トンネル。2012年(平成24年)11月12日に開通した。全長1,784メートル (m) で、茨城県内の一般道路のトンネルでは最長である[1]。トンネルは土浦と石岡の両市が(仮称)新治八郷線として計画および事業化したもので、トンネル建設は茨城県が受託して施工した[2]。当初は市道の路線に指定されており、土浦・石岡市境があるトンネルの中央を境に、土浦側が土浦市道新治I級14号線、石岡側が石岡市道B8679号線からなった[2]。2017年(平成29年)6月1日より、県道の路線として茨城県道138号石岡つくば線に編入された[3]。
建設の経緯
[編集]筑波山の南東にある朝日峠(標高282m)越えのフルーツラインは急勾配や急カーブが連続し、冬季にはしばしば路面凍結するため、2010年度には14日間通行止めとなった[4]。冬季の安定した交通の確保および所要時間短縮の必要性から、朝日峠を迂回するトンネルについて1996年(平成8年)に事業化に着手し、2008年度に着工した。新オーストリアトンネル工法(NATM工法)で施工され、トンネル本体は2012年(平成24年)1月に竣工した[5]。道路幅員は7.5 m。2車線で、設計速度は50 km/h。本トンネルを含む八郷新治線の道路延長は3,660 mである[6]。総工費は当初の65億円から経費削減により減少し、約55億円となる[4]。
東京方面から石岡市八郷地区への最短経路は常磐自動車道土浦北ICから本道を通るルートとなり、従来の千代田石岡IC経由に比べ時間短縮となることから、観光果樹園などでは観光客の増加に期待している[4]。
ギャラリー
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土浦市側出入口(2012年12月撮影)
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石岡市側出入口(2012年12月撮影)
脚注
[編集]- ^ “開通前に歩き初め 土浦 - 石岡朝日トンネル、市民ら3500人往復”. 茨城新聞. (2012年11月12日) 2012年11月12日閲覧。
- ^ a b 土木部 土浦土木事務所 (2016年3月23日). “(仮称)八郷新治線 朝日トンネル(土浦市小野〜石岡市柴内) 平成24年11月12日月曜日に全線開通しました。”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2017年4月23日閲覧。
- ^ “道路の区域の変更(平成29年6月1日 茨城県告示第690号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2899号: p. p. 9, (2017年6月1日)
- ^ a b c “「観光客増」に期待 石岡-土浦間 朝日トンネル12日開通”. 東京新聞. (2012年11月10日) 2012年11月12日閲覧。
- ^ (仮称)八郷新治線 朝日トンネル 平成24年内に開通予定(土浦土木事務所)
- ^ 朝日トンネル概要(土浦土木事務所)
関連項目
[編集]- プラチナデータ - 映画版のロケ地として開通直前の本トンネルが登場している