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朝鮮民族美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朝鮮民族美術館
景福宮内緝敬堂(朝鮮民族美術館)1924年頃
地図
施設情報
開館 1924年4月9日[1]
所在地 京城府(現ソウル特別市
景福宮緝敬堂[1]
プロジェクト:GLAM
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朝鮮民族美術館(ちょうせんみんぞくびじゅつかん)は、京城(現:ソウル)の景福宮にあった、朝鮮半島工芸博物館である。1924年大正13年)浅川巧伯教兄弟、民藝運動で著名な柳宗悦日本人によって設立された。

李氏朝鮮時代に芸術家によってではなく、無名の職人によって作られた民芸(民衆の工芸)は、それまで美的な価値が顧みるられることは無かった。柳らはその価値をいち早く発見評価し、民衆の生活に深く交わるこれらの中に、素晴らしい美の姿があると評価した。また柳らは、日本の朝鮮政策を批判している。今日では韓国政府が、韓国国立民俗博物館として継承運営している。

関連文献

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  • 『浅川巧全集』 草風館、1996年
  • 『浅川巧 日記と書簡』 草風館、2003年
  • 『朝鮮民芸論集』 浅川巧、高崎宗司編、岩波文庫、2003年
  • 『回想の浅川兄弟』 高崎宗司・深沢美恵子・李尚珍編、草風館、2005年
  • 『柳宗悦と朝鮮 自由と芸術への献身』 韓永大、明石書店、2008年
  • 『朝鮮とその藝術 柳宗悦全集 著作篇 第6巻筑摩書房[2]、1981年
  • 『朝鮮の美 沖縄の美 柳宗悦セレクション書肆心水、2012年
「朝鮮民族美術館」の設立に就て、朝鮮の美術、朝鮮の品々 ほか全12篇

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 安達義弘 「民藝運動による日韓共生の実現を求めて : 柳宗悦と韓国との関わり」 『福岡国際大学紀要』9号、福岡国際大学福岡女子短期大学、2003-02-18、p.21
  2. ^ 旧版で、柳宗悦『朝鮮を想う』高崎宗司編、筑摩叢書、1984年

座標: 北緯37度34分54秒 東経126度58分45秒 / 北緯37.581667度 東経126.979167度 / 37.581667; 126.979167