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木の子 (妖怪)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

木の子(きのこ)は、近畿地方に伝わる妖怪

概要

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奈良県吉野地方や兵庫県の山間部や森の中にいるとされる妖怪で、同じく山にいる妖怪である山童の一種[1][2]

外観は2,3歳から3,4歳ほどの子供のような姿で、木の葉で作った衣服、または青い色の衣服を着ている[1][3]。人間がその姿を見るとまるで影のようで、いるかいないかはっきりしないという[1]

普段は群をなして遊んでいる[3]や山で仕事をしている人々にはその姿をたびたび見かけられており、彼らにとってはそれほど珍しくない存在という[2]。しかし油断をしていると、弁当を盗まれるなどの悪戯をされてしまい、そんなときには棒を持って追い払うという[1]

脚注

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  1. ^ a b c d 村上健司 編『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、135頁。ISBN 978-4-620-31428-0 
  2. ^ a b 水木しげる『妖鬼化 3 近畿編』Softgarage、2004年、44頁。ISBN 978-4-86133-006-3 
  3. ^ a b 多田克己『幻想世界の住人たち IV 日本編』新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、119-120頁。ISBN 978-4-915146-44-2 

関連項目

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