コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

木佐貫真照

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
木佐貫真照
MASAAKI KISANUKI
誕生 1946年8月16日
鹿児島県桜島
職業 作家ノンフィクション作家フリーライター
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1993年より
ジャンル ノンフィクション
主題 薬物と薬物依存症更生事業
デビュー作 「シャブ屋」
所属 薬物依存者更生支援団体『日本達磨塾』総本部
テンプレートを表示

木佐貫真照(きさぬき まさあき、1946年8月16日 - )は、日本作家ノンフィクション作家フリーライター鹿児島県桜島出身[1][2]大阪市西成区在住[3]薬物依存者更生支援団体『日本達磨塾』代表 (薬物依存者更生支援、青少年育成支援、人権・同和問題支援、ボランティア促進会団体) 。

略歴・人物

[編集]

15歳で佐世保初等少年院に送致され、福岡中等少年院、佐賀少年刑務所と送られ、18歳で地元組織の一員になる[4]。22歳の時、大阪に出て尼崎の独立組織「関西護国団」谷田哲雄団長の舎弟となり[1]、29歳で組織の若頭になる。同時に、自らも大阪の上本町6丁目に「木政興業」を設立。その後、昭和58年には淀川区十三本町に「亜城総業」を設立する。

昭和60年6月までの約10年間「関西護国団」を若頭の地位で束ねた。その後、副団長となるも、銃刀法違反、薬取締法違反、覚醒剤取締法違反等で刑務所入りを繰り返し、平成9年8月には懲役4年6ヶ月の判決を受け、秋田・青森刑務所で満期出所[4]。五代目山口組山健組内太田興業・太田守正氏の舎弟となり[1]大阪市浪速区大国町に「木佐貫興業」を設立[1][4]覚せい剤密売を始めて40年あまりで200キロ近い量の覚せい剤をさばき「シャブ極道」として名を馳せる[4]。前科12犯、服役年数累計30年の犯歴になる[2][4]

平成13年2月、無免許運転で逮捕され、懲役2年6ヶ月の刑期を受け、神戸刑務所に服役。服役中に執筆した『実録シャブ屋』の出版が元で組織を破門された。平成15年8月の出所後、北関東栃木県佐野市に移住し、政治結社「大日本貫勇塾」を設立。右翼活動をしていたが諸々の事情で解散。平成18年9月、大阪に戻って暮らす。平成19年3月道交法業務上過失致死罪で懲役5年の刑期を京都、横浜刑務所で服役。平成24年6月満期出所した。

現在は大阪市内に在住し、贖罪の意味を込めて、薬物に関する講演活動や執筆活動を行うとともに、薬物依存者更生支援団体「日本達磨塾」を設立して活動中である[1][2]

著書

[編集]
  • 『シャブ屋』ぴいぷる社 1993年10月01日
  • 『実録シャブ屋(Ⅰ)』ぴいぷる社 2000年02月
  • 『実録シャブ屋(Ⅱ)ふたたび』ぴいぷる社 2001年06月
  • 『実録シャブ屋(Ⅲ)みたび』ぴいぷる社 2003年03月
  • 『改訂版 実録シャブ屋』洋泉社 2007年07月
  • 『シャブ屋の懺悔 西成密売四十年』KADOKAWA 2018年08月27日
  • 『浪花のシャブ外道』徳間書店 2020年02月28日

コミック

[編集]
  • 『実録シャブ屋』(めちゃコミック/2020年6月5日配信開始)

書籍・雑誌への寄稿

[編集]
  • 元シャブ屋激白!「ヤクザとクスリと芸能界汚染」(週刊大衆 2019年 6/24号/2019年6月10日)

番組出演

[編集]
  • 「Newsな2人」(TBS)2018年5月,6月,8月,2019年1月,8月
  • 「Abema TIMES」 2018年10月
  • 「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」 2018年11月15日,11月29日,12月13日
  • 「千原ジュニアのダラケ!」2019年4月
  • 「日曜報道 THE PRIME」」2019年5月26日
  • 「Abema Prime」 2019年11月7日
  • 「ミント!スペシャル 真相R特別編2019」2019年12月31日 17:00 MBSテレビ
  • 「ヤクザ・サーガ」VICE&Amazon Audible 2020年9月
  • 「シャブ屋の懺悔 中毒者の闇」2021年5月 ABCテレビ報道

講演・舞台出演

[編集]
  • 釜ヶ崎再生フォーラム 定例「まちづくりひろば」 西成市民会館 2014年7月8日
  • アウトロー作家大競演「ヤクザ・歌舞伎町・ドラッグの最前線」(新宿歌舞伎町ロフトプラスワン)2019年5月29日
  • 元刑務官vs元暴力団 刑務所とシャバの暮らし(大阪ロフトプラスワン/元刑務官の坂本敏夫氏とのトークショー)2020年1月20日

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 著者情報|シャブ屋の懺悔 西成密売四十年”. Rakuten. 2022年2月閲覧。
  2. ^ a b c 「シャブ極道」として知られた元組長が激白…覚せい剤の恐怖と更正〔ママ〕までの道のり”. ダ・ヴィンチWeb. 2022年2月26日閲覧。
  3. ^ 元日本達磨塾総本部広報部長・飯田つのみ著書「気まぐれ横丁シャブ屋の街」によると、大阪西成在住で生活保護を受給していたという。
  4. ^ a b c d e 木佐貫真照 - 徳間書店”. www.tokuma.jp. 2022年2月26日閲覧。