木原万莉子
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生誕 |
1997年9月4日(27歳) 滋賀県大津市[1] | |||||||||
身長 | 158 cm | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||
所属クラブ | 同志社大学 | |||||||||
引退 | 2018年4月3日 | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
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木原 万莉子(きはら まりこ、英語: Mariko Kihara、女性、1997年9月4日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(シングル)。
2014年プランタン杯優勝。2015年ババリアンオープン優勝。2016年トリグラフトロフィー優勝。
人物
[編集]滋賀県大津市出身。京都府京都市在住。父は医療法人社団親和会京都脊椎脊髄外科・眼科病院(現:京都木原病院)理事長・院長の木原俊壱[2]。
同志社小学校、同志社中学校・高等学校、同志社大学スポーツ健康科学部卒業[3][4]。同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科在学中[5]。
7歳のときにプリンスアイスワールドを観に行ったことがきっかけでスケートをはじめ、小学6年生で3回転ジャンプ5種類をマスターした[6]。
経歴
[編集]2010年、中学1年生のときに大腿骨頭すべり症になり、治療のため競技生活を休養する[7]。
2012-13シーズン、本格的に競技復帰し、初出場となった全日本ジュニア選手権で10位となる。2013-14シーズン、全日本ジュニア選手権でSP首位となり、総合で4位となった。初出場となった全日本選手権では8位に入り、新人賞を受賞。プランタン杯では、シニアの国際大会にはじめて出場し優勝を果たす。
2014-15シーズン、初参戦となったジュニアグランプリシリーズのJGPチェコスケートに出場し4位に入り、続くJGP B.シュベルター杯では6位となる。また、全日本選手権では8位となる。ババリアンオープンでは、SPで2位となるが、FSではSP首位のエリザベータ・トゥクタミシェワが棄権し優勝を果たす。
2015-16シーズン、初戦であるISUチャレンジャーシリーズのネーベルホルン杯では6位となる。ISUグランプリシリーズのNHK杯に出場しSP・FSともに自己ベストを更新し10位となる。全日本選手権では10位となる。トリグラフトロフィーで優勝。
2017-18シーズン、2018年4月3日の京都フィギュアスケートフェスティバルでエキシビション演技を披露し、現役を引退[8]。引退後は振付師に転身する。
技術・演技
[編集]アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、スプレッドイーグルからの2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させている[9]。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2012-13 | 2013-14 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 |
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全日本選手権 | 8 | 8 | 10 | 17 | 15 | |
GP NHK杯 | 10 | |||||
CSオータムクラシック | 5 | |||||
CSネーベルホルン杯 | 6 | |||||
トリグラフ杯 | 1 | |||||
ババリアンオープン | 1 | |||||
プランタン杯 | 1 | |||||
ユニバーシアード | 7 | |||||
全日本ジュニア選手権 | 10 | 4 | ||||
JGP B.シュベルター杯 | 6 | |||||
JGPチェコスケート | 4 |
詳細
[編集]2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年12月20日 - 24日 | 第86回全日本フィギュアスケート選手権(調布) | 18 55.50 |
13 114.11 |
15 169.61 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年1月31日 - 2月5日 | ユニバーシアード冬季競技大会(アルマトイ) | 9 56.78 |
5 104.01 |
7 154.30 |
2016年12月22日 - 25日 | 第85回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 23 50.44 |
16 100.91 |
17 151.35 |
2016年9月29日 - 10月1日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(ピエールフォン) | 5 59.09 |
5 102.12 |
5 161.21 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2016年3月23日 - 27日 | 2016年トリグラフトロフィー(イェセニツェ) | 1 54.37 |
1 101.12 |
1 155.49 |
2015年12月24日 - 27日 | 第84回全日本フィギュアスケート選手権(札幌) | 12 58.10 |
11 112.59 |
10 170.69 |
2015年11月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) | 10 54.96 |
8 108.23 |
10 163.19 |
2015年9月23日 - 26日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 5 54.72 |
6 100.93 |
6 155.65 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年2月11日 - 15日 | 2015年ババリアンオープン(オーベルストドルフ) | 2 62.19 |
1 109.62 |
1 171.81 |
2014年12月25日 - 28日 | 第83回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 8 57.57 |
8 106.01 |
8 163.58 |
2014年10月1日 - 5日 | ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯(ドレスデン) | 8 44.42 |
5 89.58 |
6 134.00 |
2014年9月3日 - 6日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | 4 53.84 |
3 102.21 |
4 156.05 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年3月14日 - 16日 | 2014年プランタン杯(ルクセンブルク市) | 1 56.48 |
1 109.49 |
1 165.97 |
2013年12月20日 - 23日 | 第82回全日本フィギュアスケート選手権(さいたま) | 8 56.35 |
10 103.75 |
8 160.10 |
2012年11月22日 - 24日 | 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) | 1 53.74 |
8 97.00 |
4 150.74 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2012年11月16日 - 18日 | 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(西東京) | 15 44.94 |
6 93.08 |
10 138.02 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2017-2018 | Creep ボーカル:ヘイリー・ラインハルト 振付:ジュリー・マルコット |
I'm kissing you 映画『ロミオ+ジュリエット』より 振付:ジュリー・マルコット |
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2016-2017 | 幻想曲さくらさくら 作曲:平井康三郎 指揮:宮川彬良 振付:トム・ディクソン |
アディオス・ノニーノ 作曲:アストル・ピアソラ 振付:ジュリー・マルコット |
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2015-2016 | 映画『ブラック・スワン』より 作曲:クリント・マンセル 振付:ジェフリー・バトル |
Let's Get Loud ボーカル:ジェニファー・ロペス | |
2014-2015 | タンゴ 演奏:ダグ・ワイゼルマン Tormenta 作曲:ルネ・デュプレ 振付:カタリナ・リンデン |
Maria de Nazareth by Olivier Libouty Dance of the Young Moorish Slaves 歌劇『アイーダ』より 作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ 振付:トム・ディクソン |
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2013-2014 | 映画『コットンクラブ』より 作曲:ジョン・バリー |
夏の夜の夢 作曲:フェリックス・メンデルスゾーン |
脚注
[編集]- ^ 病越え再び銀盤へ、全日本8位で新人賞 フィギュア女子・木原 京都新聞
- ^ “Twitter”. 2022年4月13日閲覧。
- ^ “木原 万莉子 同志社小学校(スケート)”. 京都私学振興会. 2022年4月13日閲覧。
- ^ “選手名簿”. 2022年4月13日閲覧。
- ^ “ログイン • Instagram”. www.instagram.com. 2022年4月13日閲覧。
- ^ 公益財団法人京都私学振興会
- ^ 3万人に1人の難病乗り越えて フィギュア美少女が全日本選手権へ 朝日新聞
- ^ 「宮原のライバル」が引退へ 難病克服のフィギュア木原朝日新聞2017年12月26日閲覧
- ^ 第82回全日本フィギュアスケート選手権