木村三四吾
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木村 三四吾(きむら みよご、1916年3月24日[1] - 2008年4月)は、日本の近世文学研究者。大阪樟蔭女子大学名誉教授[1]。「餘二稿」「餘二庵」「佐保之不貞祢」と号した[2]。
兵庫県姫路市生まれ[1]。1933年、姫路高等学校入学[1]。1939年、京都帝国大学国文科卒業、同大学院に進学[1]。1945年、天理図書館司書研究員[1]。天理図書館の名物司書として名声が高かった[2]。1976年、天理図書館を停年退職し、同年大阪樟蔭女子大学教授に就任[1]。同大学図書館長を勤め[1]、1986年定年退職[1]、同大学名誉教授[1]。
若い頃は俳諧関係の研究を中心に行い[2]、晩年は曲亭馬琴を中心に研究した[2]。『木村三四吾著作集』全4巻がある。
著書
[編集]- 『俳書の変遷』八木書店、1998年(木村三四吾著作集 1)
- 『滝沢馬琴』八木書店、1998年(木村三四吾著作集 2)
- 『書物散策』八木書店、1998年(木村三四吾著作集 3)
- 『藝文余韻』八木書店、2000年(木村三四吾著作集 4(資料篇))
編纂校訂
[編集]- 『あさぢが露』古典文庫、1953年
- 『冬の日』山本荷兮、八木書店、1974年
- 『波留濃日』山本荷兮、八木書店、1975年
- 『業余稿叢』1976年
- 『さくらかがみ 新吉原細見』吉田魚川、八木書店、1979年
- 『還魂紙料』柳亭種彦、八木書店、1982年
- 『京大本馬琴書簡集 篠斎宛』八木書店、1983年
- 『花月日記』松平定信、八木書店、1986年
- 『吾仏乃記 滝沢馬琴家記』八木書店、1987年
- 『近世物之本江戸作者部類 馬琴 八木書店、 1988年
- 『新潮日本古典集成 竹馬狂吟集 新撰犬筑波集』井口寿、新潮社、1988年
- 『夜半亭初懐紙』高井几董、八木書店、1988年
- 『後の為乃記』馬琴、1992年
- 『路女日記』土岐村路、八木書店、1994年