木田良才
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木田 良才(きだ よしかた、1982年 - )は、日本の数学者。東京大学大学院数理科学研究科教授。専門は離散群、エルゴード理論[1]。幾何学賞・春季賞受賞。青森県出身。
経歴
[編集]京都大学理学部理学科卒業。2005年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻数学系修士課程修了[2]。2006年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻数学系博士後期課程修了[2][1]。博士(理学)[1]。
東北大学大学院理学研究科助手・助教、京都大学大学院理学研究科准教授を経て、2015年東京大学大学院数理科学研究科准教授[1]、2020年より東京大学大学院数理科学研究科教授[2][1]。
マックスプランク研究所、フランス高等科学研究所、アンリ・ポアンカレ研究所に長期滞在[2]。
受賞
[編集]- 2008年2月4日 第24回井上研究奨励賞[2]
- 2009年9月26日 日本数学会幾何学賞[2]
- 2011年4月20日 平成23年度科学技術分野文部科学大臣表彰[2][3]
- 2016年10月10日 第5回作用素環賞[2]
- 2018年3月19日 日本数学会賞春季賞[2][4]
- 2019年2月7日 日本学術振興会賞[2]
著作
[編集]- 『離散群とエルゴード理論 (共立講座数学の輝き 15)』共立出版、2024年 978-4320112094
脚注
[編集]- ^ a b c d e “純粋数学者は「エルゴード群論」で世界の深淵を目指す”. リガクル[rigaku-ru]. 東京大学. 2024年1月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “木田 良才の履歴”. www.ms.u-tokyo.ac.jp. 2022年7月3日閲覧。
- ^ “入谷 寛会員と木田良才会員の平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞について”. www.mathsoc.jp. 一般社団法人日本数学会. 2024年1月10日閲覧。
- ^ 小薗英雄「2018年度日本数学会賞春季賞 木田良才 ‘離散群とエルゴード理論の研究’」『数学』第70巻第4号、日本数学会、2018年、406-407頁、doi:10.11429/sugaku.0704406。