未来への誓い
表示
『未来への誓い』 | ||||
---|---|---|---|---|
ケニー・ロギンス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
カリフォルニア州 バーバンク・スタジオ ニューヨーク A&Rスタジオ | |||
ジャンル | ソフトロック | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | フィル・ラモーン、ボブ・ジェームス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ゴールドディスク | ||||
| ||||
ケニー・ロギンス アルバム 年表 | ||||
|
『未来への誓い』(原題:Celebrate Me Home)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、ケニー・ロギンスが1977年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ロギンス&メッシーナ解散後、ロギンスはそれまでのフォーク的な音楽性から、よりソフトロック的な方向へ移行し、本作はフィル・ラモーンとボブ・ジェームスの共同プロデュース体制で制作された[3]。「愛を信じて」は、バーブラ・ストライサンドに提供した曲のセルフ・カヴァーで、ストライサンドのヴァージョンは1976年公開の映画『スター誕生』で披露された[4]。「アイヴ・ガット・ザ・メロディー」はパティ・オースティンが提供した曲で、オースティンは同曲を含む3曲のレコーディングに参加している[5]。
反響・評価
[編集]1977年にはアメリカのBillboard 200で最高27位を記録し[1]、その後も売り上げを伸ばして、1980年12月にはRIAAによってプラチナ・ディスクの認定を受けた[2]。また、本作からのシングル「愛を信じて」は、Billboard Hot 100で66位に達した[1]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ロギンスは後に何曲かの全米トップ10ヒットを放っているが、驚くべきことに、このアルバムからは大ヒット曲が生まれなかった。とはいえ、メロウなムードが維持されている、首尾一貫したレコードである」と評している[3]。
収録曲
[編集]- Side 1
- レディ・ラック - "Lady Luck" (Kenny Loggins, John Townsend) - 4:41
- イフ・ユー・ビー・ワイズ - "If You Be Wise" (K. Loggins, Jimmy Webb) - 4:28
- 愛を信じて - "I Believe in Love" (K. Loggins, Alan Bergman, Marilyn Bergman) - 3:31
- セット・イット・フリー - "Set It Free" (K. Loggins, Eva Ein) - 5:59
- ホワイ・ドゥ・ピープル・ライ - "Why Do People Lie" (K. Loggins, E. Ein) - 4:30
- Side 2
- エンター・マイ・ドリーム - "Enter My Dream" (K. Loggins) - 5:20
- アイヴ・ガット・ザ・メロディー - "I've Got the Melody (Deep in My Heart)" (Patti Austin) - 4:15
- セレブレイト・ミー・ホーム - "Celebrate Me Home" (K. Loggins, Bob James) - 4:45
- ダディーズ・バック - "Daddy's Back" (K. Loggins, E. Ein, David Foster) - 3:37
- ユー・ドント・ノウ・ミー - "You Don't Know Me" (Eddy Arnold, Cindy Walker) - 4:14
参加ミュージシャン
[編集]- ケニー・ロギンス - ボーカル、バックグラウンド・ボーカル
- ボブ・ジェームス - キーボード、フェンダー・ローズ
- リチャード・ティー - オルガン(on B3)
- リー・リトナー - エレクトリック・ギター(on A1, A3, A4, B3)、アコースティック・ギター(on A1)、ブズーキ(on A1)、マンドリン(on A1)
- ロベン・フォード - エレクトリック・ギター(on A1, A4, A5, B1, B4)、アコースティック・ギター(on A3)
- ハイラム・ブロック - エレクトリック・ギター・ソロ(on A1)
- エリック・ゲイル - エレクトリック・ギター(on A2, B2, B3, B4, B5)
- スティーヴ・カーン - アコースティック・ギター(on A2)、エレクトリック・ギター(on B2)
- ヒュー・マクラッケン - アコースティック・ギター(on A3, B1)
- ディーン・パークス - エレクトリック・ギター(on A4, A5)、アコースティック・ギター(on A4, A5)
- トニー・テデスコ - ブズーキ(on A1)、マンドリン(on A1)、マンドーラ(on A1)
- ジョージ・ホーキンス - ベース(B5を除く全曲)、バックグラウンド・ボーカル(B5を除く全曲)
- ハーヴィー・メイソン - ドラムス(on A1, A3, A4, A5, B1, B3, B4)
- スティーヴ・ガッド - ドラムス(on A2, B2)
- ラルフ・マクドナルド - パーカッション(on A1)、タンブリン(on A3, B2, B3)、カバサ(on A5)、コンガ(on A5, B2)、カウベル(on B2)
- スティーヴ・フォーマン - パーカッション(on A1, A4, A5, B1, B4)
- ラウヂール・ヂ・オリヴェイラ - パーカッション(on A4, A5, B1, B4)
- ジョン・クラーク - リコーダー(on A3, B1)、サクソフォーン(on A5, B4)、木管楽器(on A5, B1, B4)
- ヴィンス・デンハム - サクソフォーン(on A5, B4)、木管楽器(on A5, B1)
- パティ・オースティン - バックグラウンド・ボーカル(on A2, A4, A7)
- ラニ・グローヴス - バックグラウンド・ボーカル(on A2, A4)
- グウェン・ガスリー - バックグラウンド・ボーカル(on A2, A4)
- ビル・イートン - コーラス・アレンジ(on B3)
脚注・出典
[編集]- ^ a b c “Kenny Loggins - Awards”. AllMusic. 2016年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月27日閲覧。
- ^ a b “Gold & Platinum”. RIAA. 2018年5月27日閲覧。
- ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “Celebrate Me Home - Kenny Loggins”. AllMusic. 2018年5月27日閲覧。
- ^ “I Believe in Love by Kenny Loggins”. Songfacts. 2018年5月27日閲覧。
- ^ 2017年再発CD (SICP-5484)ライナーノーツ(除川哲朗、2017年6月)