末和海
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末 和海(すえ かずみ、1929年 - 2024年6月3日[要出典])は日本の時計技術者である。大阪府堺市出身。
略歴
[編集]- 幼年期から機械式時計に強い興味を示し、中学校時代から独学で時計修理技術を習得する。
- 1945年 - 大阪府立工業専門学校(現在の大阪府立大学工学域)精密機械工学科に進学。
- 1949年 - 「日本時計師会」の前身である「日本時計学会 関西支部」の発足メンバーとして参加[1]。
- 1954年 - 日本で初実施されたH.I.A.(アメリカ時計学会)-C.M.W.試験(サーティファイド・マスター・ウォッチメーカー)に合格[1]。
- 1956年 - 「日本時計研究会」の前身である「アメリカ時計学会日本支部関東班」を立ち上げ[1]。
- 1968年 - リコー時計(現リコーエレメックス)在職中にダイナミックオート33,45、リコーワイド33等開発、世界の多石化の先鞭となり、リコーワイドは国産唯一のメカ式瞬間跳躍式カレンダーとなる[1]。
- 1967年 - 「全時連」の推薦により、労働省中央技能検定委員会学識経験者委員として、2006年まで40年間就任[1]。
- 1968年 - 全時連の要請により、ブラッセル(オランダ)の技能五輪国際大会の時計職種競技デモンストレーションの現地調査を行う[1]。
- 1969年 - 全時連主催「技能五輪全国大会時計職種競技」の技術委員、主査競技委員[1]。
- 1970年 - 千葉で開催された「技能五輪国際大会時計職種技能」のショップマスター[1]。
- 1985年 - 労働大臣表賞受賞[1]。
- 2013年 - 日本時計師会を再興。初代会長、現名誉会長。
著書
[編集]- 『稀世の「時計師」ものがたり』文藝春秋企画出版部、2020、ISBN 978-4160089785
- 『時計旋盤の使い方』松田技術、1960
翻訳
[編集]- James L Hamilton『時計の歩度調整 脱進機修理の秘訣 ひげぜんまい取扱の秘訣』グノモン社、1971
- 『標準時計技術読本』グノモン社、1960
- James L Hamilton『脱進機修理の秘訣』グノモン社、1958
- James L Hamilton『時計の歩度調整』米国時計学会日本支部、1956
脚注
[編集]関連項目
[編集]- リコーエレメックス - 旧 リコー時計
外部リンク
[編集]- 日本時計師会 at the Wayback Machine (archived 2019-09-03) - 旧サイト
- 日本時計師会 - 新サイト