本田哲也
本田哲也(ほんだてつや、1970年 - )は、「世界でもっとも影響力のあるPRプロフェッショナル300人」に『PRWeek』誌によって選出された日本を代表するPR専門家[1]。株式会社本田事務所代表取締役[1]。
経歴
[編集]高崎経済大学経済学部卒業後、セガの海外事業部を経て、1999年に世界最大規模のPRエージェンシーオムニコムグループのPR会社フライシュマン・ヒラードの日本法人に入社[1]。2006年、スピンオフとしてブルーカレント・ジャパンを設立し、代表に就任。2009年に「戦略PR」(アスキー新書)を上梓し[2]、マーケティング業界にPRブームを巻き起こす。P&G、花王、ユニリーバ、アディダス、サントリー、トヨタ、資生堂など国内外の企業との実績多数[3]。2019年より、株式会社本田事務所[4]としての活動を開始し、2020年3月には、総合PR会社である株式会社ベクトルと共同で、成長型PR人材データベース事業「SCALE Powered by PR」[5]を展開している。
人物
[編集]世界的なアワード『PRWeek Awards 2015』にて「PR Professional of the Year」を受賞した経歴がある[1]。その他には、外務省のアドバイサリーやJリーグのマーケティング委員などを歴任。海外での活躍も多岐にわたり、世界最大の広告祭カンヌライオンズでは、公式スピーカーやPR部門審査員を務めた経歴がある。2020年には、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)の理事に就任、UN Women(国際女性機関)日本事務所のアドバイサリーも務めている[6]。戦略PRの第一人者[7]として、本業に加えて書籍の執筆、解説者、国内外の様々なイベントへの登壇など活動は多岐にわたる。
作品
[編集]- 「影響力」(2004年、玉木剛氏と共著、ダイアモンド社)
- 「その1人が30万人を動かす!」(2007年、東洋経済新報社)
- 「戦略PR 空気をつくる。世論で売る。」(2009年、アスキー新書)
- 「新版 戦略PR」(2011年、アスキー新書)
- 「ソーシャルインフルエンス」(2012年、池田紀行氏と共著、 アスキーメディアワークス)
- 「最新 戦略PR 入門編、実践編」(2014年、KADOKAWA)
- 「広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。」(2014年 、田端信太郎氏と共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
- 「戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」(2017年、ディスカヴァー・トゥエンティワン)ASIN B06Y64ZSW3
- 「ナラティブカンパニー 企業を変革する「物語」の力」(2021年、東洋経済新報社)ISBN 9784492558003
連載
[編集]- 日経クロストレンド「本田哲也のパーセプションチェンジ全5回」(2019年8月~2019年10月)
- 日経クロストレンド「パーセプション 市場をつくる新発想」(2020年2月~)
出演
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “Honda Office”. Honda Office. 2020年8月26日閲覧。
- ^ “本田哲也氏が独立「ブルーカレント」ブランドはグループ内で継続 | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議”. AdverTimes(アドタイ)宣伝会議が運営する、広告界のニュース&情報プラットフォーム. 2020年8月26日閲覧。
- ^ 日経クロストレンド. “本田 哲也”. 日経クロストレンド. 2020年8月26日閲覧。
- ^ “本田哲也氏が独立「ブルーカレント」ブランドはグループ内で継続 | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議”. AdverTimes(アドタイ)宣伝会議が運営する、広告界のニュース&情報プラットフォーム. 2020年8月26日閲覧。
- ^ “本田哲也氏の新たな挑戦--成長型PR人材データベース「SCALE」をベクトルと構築”. CNET Japan (2020年2月12日). 2020年8月26日閲覧。
- ^ “UN Women (国連女性機関) によるアンステレオタイプアライアンス日本支部設立”. UN Women | 日本事務所. 2020年8月26日閲覧。
- ^ “露出のための戦術ではない 個の時代に求められる社会的な関心事とつなげる戦略PR”. MarkeZine. 2020年8月26日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “マイあさ! - NHK”. マイあさ! - NHK. 2020年8月26日閲覧。
- ^ テレビ東京. “未来スクリプト 世界を変える「物語」の力 - テレビ東京”. 未来スクリプト 世界を変える「物語」の力 - テレビ東京. 2022年10月15日閲覧。