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本町車山蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本町車山蔵
情報
構造形式 木造瓦葺[1]
建築面積 35 m² [1]
階数 平屋建[1]
竣工 1909年
所在地 484-0083
愛知県犬山市犬山東古券779
座標 北緯34度48分 東経137度14分 / 北緯34.800度 東経137.233度 / 34.800; 137.233 (本町車山蔵)座標: 北緯34度48分 東経137度14分 / 北緯34.800度 東経137.233度 / 34.800; 137.233 (本町車山蔵)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 1999年8月23日[1]
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本町車山蔵(ほんまちやまぐら)は、愛知県犬山市犬山東古券779にある建築物犬山祭で用いられる山車の格納蔵である[1]車山蔵(やまぐら)として登録有形文化財

犬山祭は「犬山祭の車山行事」として重要無形民俗文化財に指定されており、「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されている。犬山祭では山車を車山(やま)と、車山を格納する蔵を車山蔵と呼び、それぞれの車山蔵が格納する車山は「犬山祭の車山」として愛知県有形民俗文化財に指定されている。

歴史

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本町の咸英山

犬山祭は寛永12年(1635年)に遡る針綱神社の祭礼であり、寛永18年(1641年)以後には各町が競って車山(やま)と呼ばれる山車を曳き出すようになった[2]

1909年(明治42年)9月に本町車山蔵が建てられた[1]。大工棟梁は市橋清次郎と廣瀬鉞太郎の兄弟であり、市橋家は犬山藩御用大工だった家である[2]。本町車山蔵が格納する車山は「咸英山」(かんえいやま)であり、犬山祭に曳き出される13輌の車山の中で最も豪華であるとされる[3]

1999年(平成11年)8月23日、「車山蔵」として登録有形文化財に登録された[1]。愛知県において蔵の登録は本町車山蔵が初である[4]。なお、犬山市では同時に奥村家住宅主屋など9件、尾関家住宅主屋など2件も登録されている[4]。木造の車山蔵が残っているのは本町と新町のみである。

建築

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木造平屋建、切妻造、妻入、瓦葺[1]。建築面積37平方メートル[1]。間口4.55メートル、桁行8.22メートル[1]。桁高7メートル[1]。本町車山は3層であるが、2層まで組み立てた状態で格納することができる。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 車山蔵 文化遺産オンライン
  2. ^ a b 『愛知県の近代和風建築』愛知県教育委員会、2007年、pp.161-162
  3. ^ 本町の車山 犬山祭保存会
  4. ^ a b 「黒織部茶碗(徳川美術館)とリング精紡機(明治村) 国の重要文化財に 文化財建造物にも3棟」『中日新聞』1999年4月17日、県内総合版

参考文献

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  • 『保存情報 1 ふるさとの歴史環境を訪ねて』日本建築家協会東海支部愛知地域会保存研究会、2005年
  • 『愛知県の近代和風建築』愛知県教育委員会、2007年

外部リンク

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