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本町通 (京都市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本町通、正面通より、京都市東山区
直違橋
(東福寺門前に第一橋~第三橋があり、第四橋とも称された)
軍人湯

本町通(ほんまちどおり)は、京都府京都市の南北の通りの一つ。

概要

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五條口伏見を結ぶ伏見街道の一部区間にあたる。江戸時代には現在の東山区本町22丁目以北は京都町奉行の管轄、伏見区深草稲荷榎木橋町以南は伏見奉行の管轄だった。

京都側の町名である本町は、北から南へ1丁目から10丁目までしかなかったが、1869年東福寺門前12町の一之橋町・八軒在家町・二之橋町・新町・三聖寺前町・中村町・深井町・寺之前町・下井之町・田中町・安保町・大下之町が本町11丁目から22丁目にそれぞれ改称した。また、同年には新正面町が本町新5丁目に、新六丁目が本町新6丁目にそれぞれ改称した。

伏見側の町名である深草直違橋は、南から北へ2丁目から11丁目まである。直違橋は深草直違橋南1丁目と深草直違橋北1丁目を結ぶ、七瀬川に架かる橋で、伏見側では本町通ではなく直違橋通(すじかいばしどおり)とも呼ばれる。

北端は五条通、南端は本来は墨染通だが延伸されて国道24号鴨川運河琵琶湖疏水)と京阪電鉄京阪本線が並行して走る。鴨川東岸にあり、同じく南北の通りである川端通師団街道の東側、大和大路通の西側に位置する。

陸軍第16師団深草の地にあり、深草直違橋五丁目近傍には師団司令部が置かれた。その建物は、現在、聖母女学院本館として遺っている。沿道には軍人湯と称する銭湯もあり、軍によって栄えた名残を今に伝えている。

五条通から国道24号までのほとんどの区間で、北向き一方通行である。(以前は一方通行の規制に二輪車は除く区間が存在したが、2017年平成29年)3月1日から二輪も一方通行となった)四輪車・二輪車・軽車両ともに通行量は非常に多く、信号のない部分を横断する際は注意を要する。

本町九丁目において、JR東海道本線JR東海道新幹線によって分断されている(歩行者用の跨線橋は存在する。)が、本町八丁目(塩小路通)から本町十丁目(泉涌寺道)にかけて、西側の通りへの迂回路が存在する。この迂回路は新本町通という名称を持つ。

大部分の区間は京都市道であるが、深草稲荷御前町~第一軍道間は京都府道201号中山稲荷線となっている。

沿道の主な施設

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出典

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  1. ^ a b 京都新聞 2011年8月3日 地域プラス20面
  2. ^ 京都新聞 2008年1月29日 朝刊33面
  3. ^ 朝日新聞 1994年8月17日 京都朝刊

関連項目

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