札の辻
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札の辻、札ノ辻、札之辻、札の辻󠄀(ふだのつじ)など。街道や宿場町など往来の多い場所に高札を立てた道・辻。
概要
[編集]名古屋宿の札の辻趾は、宮宿と名古屋城を結ぶ南北の本町通と、東西の伝馬通の交叉する最も栄えた交差点にある。ここに、高札場が設置され、情報の要所でもあった。
高札
[編集]具体例
[編集]- 東京都港区芝札ノ辻交差点。国道15号と三田通りが交わる。
- 埼玉県川越市札の辻󠄀バス停。東武バスウエストのバス路線が多数集まるバス停留所。
- 滋賀県大津市札の辻。現存の行政地名の他に、かつては国道161号の現在の京町一丁目交差点付近に札ノ辻駅があった。
- 愛媛県松山市本町札ノ辻交差点。西堀橋通りに面していて、城山公園の端。松山城下に設けられた札ノ辻を由来とする。
- 静岡市葵区札ノ辻交差点。呉服町通りと七間町通りが交差する。昭和20年代まで「札ノ辻町」の地名が残り、現在も静岡伊勢丹前に札ノ辻趾の石碑がある。
- 京都市南区 - 伏見から京に向かう竹田街道沿いに高札場があった。町名、京都市営バスの停留所名「札ノ辻」、東西の通り「札ノ辻通」に名を遺す。
- 滋賀県東近江市札の辻 - 御代参街道と畑街道が交わる地点に高札場があったことに由来する。