コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サッポロテイセンボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
札幌テイセンホールから転送)
サッポロテイセンボウル
Sapporo Teisen Bowl
地図
地図
店舗概要
所在地 060-0907
北海道札幌市東区北7条東1丁目1番地
開業日 1972年2月29日
閉業日 2015年6月30日
正式名称 サッポロテイセンボウル
施設所有者 帝国繊維株式会社北海道営業所
中核店舗 ボウリング場、イベントホール
営業時間 11:00 - 22:00(月 - 木)
11:00 - 24:00(金)
10:00 - 22:00(土)
10:00 - 24:00(日)
前身 帝国繊維北海道工場
最寄駅 JR札幌駅
札幌市営地下鉄さっぽろ駅
最寄バス停 北海道中央バス「北7条東1丁目」停留所
最寄IC 道央自動車道札幌北IC
テンプレートを表示

サッポロテイセンボウルSapporo Teisen Bowl)は、かつて北海道札幌市東区に所在したボウリング場。帝国製麻本社・本工場の跡地に存し、帝国繊維株式会社北海道営業所が運営していた。

概要

[編集]

1887年(明治20年)設立の北海道製麻の工場敷地の跡地にあった。北海道製麻はその後合併を繰り返し帝国繊維と名を変え、合成繊維の普及に伴い工場は閉鎖された。そして工場従業員の再雇用先として跡地にボウリング場が建設され、1972年(昭和47年)2月29日にオープン[1]。ボウリング場以外にも収容人員1,200人のイベントホール(札幌テイセンホール)が併設されており、1977-78年にかけてのスーパーカーブームの際には大々的なショーが催された。

近年は特にプロレスの興行が頻繁に開催されていた。かつてよりインディーのメッカとして親しまれ、札幌中島体育センターの閉館後、新日本プロレスなどのメジャー団体も興行を打つようになり、プロレスファンからは「北の聖地」と呼ばれていた。特に大日本プロレスは、社長のグレート小鹿の出身地ということもあって、準フランチャイズに指定していた。

一方、札幌駅至近の当区画は再開発の対象として以前より取り沙汰されることが多かった。2012年(平成24年)に入り、敷地北側の2階建て駐車場として使われていた約3,300㎡の敷地(大成建設所有)を大和ハウス工業が取得し、超高層マンションの建設を決定[2]。2013年(平成25年)3月1日に着工・2015年(平成27年)7月中旬に竣工した。テイセンボウルはその直前の2015年(平成27年)6月30日を以て、建物の老朽化などの理由でテイセンホールを含め閉館し[3]、ホール最後の催事は大日本プロレスが行った[4][5]。跡地は閉館数年後に複合商業施設となる予定で、ホールないしボウリング場が併設されるかは未定とされている[3]。なお駐車場部分の土地は、タイムズに貸与され、コインパーキングとして利用されていたが、2018年(平成30年)に閉鎖。建物も撤去され2019年(平成31年)4月1日より、ニッポンレンタカーが営業所(サッポロステーション)を開業している。

施設

[編集]

プレミスト札幌ターミナルタワー

[編集]
プレミスト札幌ターミナルタワー
施設外観(2020年6月)
施設外観(2020年6月)
施設情報
所在地 北海道札幌市東区北7条東1丁目1-6
座標 北緯43度3分45.00秒 東経141度21分35.00秒 / 北緯43.0625000度 東経141.3597222度 / 43.0625000; 141.3597222
状態 完成
建設期間 2013年平成25年)3月 - 2015年(平成27年)7月
用途 住宅
地上高
屋上 124.10m
最上階 38階
各種諸元
階数 地上38階、地下2階
延床面積 30,846
関連企業
設計 大成建設
施工 大成建設
デベロッパー 大和ハウス工業
所有者 大和ハウス工業
管理運営 ダイワサービス
テンプレートを表示

計画名は「札幌北7東1計画」。テイセンボウル北側敷地に建設された本タワーマンションは地上38階(住戸最高層は37階)・地下2階・高さ124mの規模となり、東区では初の超高層建築物となった。RC造で総戸数235戸(別途管理事務室1戸・オーナーズコミューン1戸・オーナーズスイート2戸)、敷地面積3,305.46㎡(うち建築面積2,067㎡[7])。駐車場194台・自転車置場235台・バイク置場10台を整備。2013年(平成25年)9月上旬より販売を開始(販売代理:日本住宅流通)し、2015年(平成27年)7月中旬の竣工後9月上旬より入居開始。

東側は北海道熱供給公社、南側は札幌総合卸センター・札幌繊維卸センター、西側は超高層マンション計画地である北8西1地区にそれぞれ隣接しており、再開発の盛んな地区となっている。

アクセス

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 閉館のご挨拶札幌テイセンボウル
  2. ^ “札幌テイセンボウル北側敷地にタワー型マンション - 大和ハウスが計画”. 北海道建設新聞. (2012年5月18日). http://e-kensin.net/news/article/7143.html 
  3. ^ a b プロレス「北の聖地」が閉館へ 老朽化で来年6月末まで 札幌市 - ウェイバックマシン(2015年5月12日アーカイブ分)2014年12月10日、産経新聞
  4. ^ 北海道・札幌テイセンホール大会 2015年6月30日”. 大日本プロレス. 2017年5月30日閲覧。
  5. ^ “「札幌テイセンホール」最終興行で小橋が思い出語る”. 東スポweb. (2015年7月1日). オリジナルの2015年7月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150703062857/http://www.tokyo-sports.co.jp/prores/mens_prores/416943/ 
  6. ^ 「探偵はBARにいる」ロケ地・テイセンボウルが6月閉館”. スタッフブログ. 北の映像ミュージアム (2015年1月21日). 2017年5月30日閲覧。
  7. ^ 評価結果(CASBEE札幌)

参考資料

[編集]

外部リンク

[編集]

座標: 北緯43度4分13.1秒 東経141度21分20.9秒 / 北緯43.070306度 東経141.355806度 / 43.070306; 141.355806