李朝・暗行記
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『李朝・暗行記』(りちょう・あんぎょうき)は、皇なつきによる日本の漫画作品。
1992年から1993年にかけて全3編が『ミステリーDX』(角川書店)に掲載された。
役人の不正を暴く国王直属の官吏、暗行御史・尹寿驥(ユン スキ)が地方を巡り、自身も暗い過去を持ちながらも懲罰していく物語。
- 鴛鴦恨(えんおうこん、『ミステリーDX』1992年5月号 掲載)
- 北辺の疾風(ほくへんのしっぷう、『ミステリーDX』1992年11月号 掲載)
- 身世打令(しんせたりょん、『ミステリーDX』1993年1月号 掲載)
単行本同時収録
[編集]- 貢院の鬼 -試験場に出る幽霊の話- (こういんのき -しけんじょうにでるゆうれいのはなし-)
- 商業誌未発表作品
- 郷試を受けるために首府へ来た若者・陳書海は、易者に「後ろに身ごもった姑娘(クーニャン=若い娘)が憑いている」と言われる。最初は信じていなかった書海だが、易者自身が体験したという試験場に出る幽霊の話を聞き、観念したかのように、かつて自分が裏切った女のことを話し始める。
書誌情報
[編集]- 単行本:1993年7月、角川書店(あすかコミックスDX)、ISBN 4-04-852419-4、「貢院の鬼」収録
- 文庫本:2005年9月、潮出版社(潮漫画文庫)、ISBN 4-267-01731-X、「修善寺物語」収録