村上嘉隆
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村上嘉隆(むらかみ よしたか、1931年 -2016年8月以前[1])は、日本の思想家。哲学、倫理学、音楽美学を専門とする。
来歴
[編集]1931年、北海道に生まれる。北海道大学文学部英文科、同哲学科卒業後、同大学院修士課程修了(西洋哲学)。その後、立正大学文学部、聖徳大学音楽部で教鞭をとった。また、『リザの笑い』(原始林の会、1981年)などの詩集も発表している。
著書
[編集]単著
[編集]- 『サルトル』(Century Books 人と思想34)(清水書院、1977年)
- 『トーマス・マン―ロマン主義をこえて』(ユック舎、1980年)
- 『漱石文学の人間像 自我の相剋と倫理』(晢書房、1983年)
- 『ミルの自由論』(村田書店、1985年)
- 『ミル、ジンメル、マクファースン』(村田書店、1986年)
- 『ニーチェ』(村田書店、1987年)
- 『サルトルの現象学』(村田書店、1988年)
- 『わが身を限ってその王者となる―個人の時代の到来』(村田書店、1990年)
- 『豊かさのあとのモラル―W・ジェームズからハーバーマスまで』(村田書店、1992年)
- 『ハイデッガーとライプニッツ』(村田書店、1993年)
- 『N・ハルトマンと当為アンチノミー』(村田書店、1994年)
- 『カントの弁証論』(村田書店、1995年)
- 『ニイチェの形而上学』(タブリュネット、2000年)
- 『田辺元―ある自己救済の軌跡』(タブリュネット、2000年)
- 『カントの神と無神論』(教育報道社、2003年)
- 『フィヒテ論考』(教育報道社、2004年)
- 『ヘーゲル論考』(教育報道社、2005年)
- 『九鬼周造―偶然性の哲学』(教育報道社、2006年)
- 『ヘーゲルと偶然性』(教育報道社、2007年)
- 『ファウストと満足の概念―個別的個体完成論』(教育報道社、2007年)
共著
[編集]- (村上益子)『ロマン・ロラン』(Century Books 人と思想26)(清水書院、1982年)
注
[編集]- ^ 泉脩が2016年8月に刊行した『妻が逝く』(私家版)に追悼文が収録されている。