村田愛里咲
表示
村田 愛里咲(むらた ありさ、1990年(平成2年)10月17日 - )は、日本の元フリースタイルスキー選手。専門はモーグルで、北翔大学卒業。身長は151.5cm。
来歴
[編集]福岡県北九州市若松区出身。実家は行学幼稚園および姉妹園である若松青葉幼稚園を経営している[1]。
叔父の勧めで小学生からスキーを始め、小学校6年生からトランポリンクラブスペースウォークに通い始める[2]。当時、福岡ジュニア選手権で競った同学年のライバルに現プロボクサーの黒木優子がいた。兄の影響で中学1年生のときにアルペンからモーグルに転向、トランポリンでは調整力を養うと同時にエアーパフォーマンスを磨き、中学2年生のころには後に彼女の武器となるフルツイスト(後方伸身宙返り1回捻り)をマスターする[3]。
中学卒業後、モーグルに専念できる環境を求めて北海道札幌市の北海道尚志学園高等学校(現北海道科学大学高等学校)に単身スキー留学した。卒業後は北翔大学生涯学習システム学部学習コーチング学科に入学[4]、同大スキー部に所属。バンクーバーオリンピック日本代表に選ばれ、本番ではエアパフォーマンスで高い評価を受け、オリンピック初出場にして8位入賞を果たした。九州出身者としては初のスキー五輪代表選手[5]である[要出典]。
- 1997年(平成9年)3月 - 行学幼稚園卒園[6][7]。
- 2003年(平成15年)3月 - 北九州市立江川小学校卒業[8]。
- 2006年(平成18年)3月 - 北九州市立洞北中学校卒業。
- 2009年(平成21年)3月 - 北海道尚志学園高等学校(現北海道科学大学高等学校)卒業。
- 2009年(平成21年)3月18日 - フリースタイルスキー・ワールドカップにおいて「ルーキーオブザイヤー」(最も優れた新人に贈られる賞)を受賞した[9]。
- 2009年(平成21年)4月 - 北翔大学入学。
- 2010年(平成22年)1月13日 - バンクーバーオリンピック女子モーグル日本代表に選出された。
- 2010年(平成22年)2月14日 - バンクーバーオリンピック女子モーグル8位入賞。
- 2013年(平成25年)4月 - 行学幼稚園に教諭として赴任[1]。
- 2014年(平成26年)2月 - ソチオリンピック女子モーグル決勝進出も直前練習で負傷したため棄権。
- オフシーズンには趣味で始めたダーツの大会にエントリーし、決勝進出も果たしている。
- 2018年(平成30年)3月18日 - 札幌市で行われた全日本選手権を最後に現役を引退[10]。
主な戦績
[編集]- 全日本選手権 - モーグル3位
- 全日本選手権 - デュアルモーグル優勝
- 全日本選手権 - モーグル3位
- 全日本選手権 - デュアルモーグル5位
- 世界選手権(猪苗代) - モーグル19位
- 世界選手権(猪苗代) - デュアルモーグル13位
- ワールドカップ(フランス・メリベル) - デュアルモーグル22位
- ワールドカップ(カナダ・サイプレス) - モーグル21位
- ワールドカップ(スウェーデン・オーレ) - モーグル23位
脚注
[編集]- ^ a b モーグル:村田愛里咲が幼稚園教諭に 毎日.jp 2013年4月10日
- ^ ニッカンスポーツ北海道2008年2月14日モーグル村田がW杯初出場で上位狙う
- ^ 西日本新聞2010年1月26日「愛里咲、悔いのない滑りを」地元若松 高まる応援熱 各地で市民が壮行 五輪モーグル 村田選手里帰り
- ^ 北翔大学公式サイトスキー部ニュース
- ^ スケート系統には九州出身の代表選手がいた。
- ^ 「愛里咲、悔いのない滑りを」 地元若松 高まる応援熱 各地で市民が壮行 五輪モーグル 村田選手里帰り西日本新聞、2010年1月26日。
- ^ 頑張れ!『村田愛里咲選手』光明幼稚園、2010年2月10日。
- ^ 「北九州市政だより」1115号、2010年、2頁。
- ^ 財団法人全日本スキー連盟 お知らせ・報告2009年3月19日モーグルにニューカマー村田愛里咲、WCルーキーオブザイヤーに
- ^ 引退のモーグル村田、万感フルツイスト 五輪3連続出場朝日新聞、2018年3月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 村田愛里咲 (@ar1ar1tannn) - X(旧Twitter)
- 村田愛里咲 - 株式会社ジャパン・スポーツ・マーケティング
- スポニチ スポーツ名鑑 - ウェイバックマシン(2009年12月24日アーカイブ分)
- 学校法人行学学園 実家が経営する幼稚園。壮行会の写真が閲覧できる。