東京コピーライターズクラブ
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東京コピーライターズクラブ(TOKYO COPYWRITERS CLUB : 以下TCCと表記)は、東京を中心に日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体。TCCは、おそらく世界で最大のコピーライターの集団。毎年4月、前年度に実際に使用された広告の中から、優秀作品を選出。その制作者を「TCC賞」受賞者として発表し、秋に受賞作品のほか優秀作品を掲載した「コピー年鑑」を発行している。
TCC賞とは
[編集]コピーで選ぶコピーライターの賞。TCC賞とは、東京コピーライターズクラブが選ぶ広告賞。1962年に誕生。審査は一般部門・新人部門に分かれ、それぞれ賞を決定している。
- 一般部門:
- TCCグランプリ 業種・媒体を問わず、その年の最も優秀な広告作品。
- TCC賞 業種・媒体を問わず、全体の上位約10点に選出された優秀な作品。
- 審査委員長賞 審査委員長が特に優れていると判断し、選出した広告作品。
- 新人部門:
- 最高新人賞・新人賞 TCC会員以外の制作者による、一定の水準をクリアした広告。その中でもっとも優れた制作者に最高新人賞が贈られる。
TCCコピー年鑑
[編集]TCCでは、1963年度から、毎年行われる審査会で選ばれた広告を『TCCコピー年鑑』として発行している。現在の版元は宣伝会議。
創立
[編集]1958年1月10日、前身である「コピー十日会」を結成。1962年10月10日、「東京コピーライターズクラブ」に名称変更。
歴代会長
[編集]会員
[編集]毎年4月に行われるTCC新人賞審査に応募し、新人賞を受賞することで入会資格を得ることができる。例年、30名前後が受賞・入会している[1]。会員数889名(2015年3月現在)。
TCC HALL OF FAME
[編集]TCCホール・オブ・フェイム[2]は、2003年から制定されたコピーライターの顕彰制度。広告コピーのクオリティと社会的評価を高めるうえで 顕著な功績を残した先達を称え、 その偉大な業績を後世に伝えることを目的としている。
顕彰者
[編集]- 2003年 土屋耕一、開高健、梶祐輔
- 2004年 上野壮夫、西尾忠久
- 2005年 片岡敏郎
- 2006年 黒須田伸次郎、竹岡美砂、向秀男
- 2008年 新井静一郎、山口瞳
- 2009年 秋山晶、近藤朔、天野祐吉
- 2010年 朝倉勇、赤井恒和
- 2011年 清水啓一郎、鈴木康之、坂本進
- 2012年 糸井重里
- 2013年 西村佳也、眞木準
- 2014年 小野田隆雄
- 2015年 仲畑貴志
- 2017年 コピー十日会
脚注
[編集]- ^ コピーライターという視点から見た広告、読売ADリポート
- ^ 2012年度TCCホール・オブ・フェイムに糸井重里氏、マスメディアン.jp