東京ナイト・クラブ
「東京ナイト・クラブ」(とうきょうナイト・クラブ)は、佐伯孝夫作詞、吉田正作曲の歌謡曲である。
「東京ナイト・クラブ」 | ||||||||
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フランク永井・松尾和子 の シングル | ||||||||
A面 | グッド・ナイト | |||||||
B面 | 東京ナイト・クラブ | |||||||
リリース | ||||||||
規格 |
7インチレコード VS-232 | |||||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||||||
レーベル | ビクターレコード | |||||||
作詞・作曲 | 作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正 | |||||||
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概要
[編集]1959年(昭和34年)7月、フランク永井と松尾和子のデュエットで、日本ビクターからレコードが発売された。夜の都会の雰囲気が漂うムード歌謡の代表曲でもあり、また、デュエット・ソングのスタンダードとしても人気のある定番曲である。
レコードでは、この歌はB面に収録され、A面は松尾和子と和田弘とマヒナスターズがデュエットした「グッド・ナイト」であった。松尾にとっては、このレコードがデビュー盤であったが、当時のビクターのスター歌手だったフランクとマヒナスターズが、新人・松尾とのデュエットを組んだ。両面とも大ヒットし、松尾は華々しいデビューを飾り、一躍スターへと駆け上がった。
後年、テレビの歌番組でも度々、オリジナル盤と同じフランクと松尾のデュエットで、何度も「東京ナイト・クラブ」が放送された。さらに円熟味を増した2人の歌声と、ベテランらしいテンポのよい「かけ合い」は、多くの視聴者をひきつけた。
この歌の特徴は、男性と女性がワンコーラスずつ歌うのではなく、「かけ合い方式」で、一行ずつ交互に歌うことにある。「かけ合い方式」のデュエット曲の先駆けともいえる曲である(もっとも、この歌よりも前に、「かけ合い方式」の歌がまったくなかったわけではないが、数は非常に少なかった)。こうした方式は、のちのデュエットソングに大きな影響を与え、多くのヒット曲に取り入れられている。
フランク永井は1957年から1982年まで、松尾和子も1960年から1962年までそれぞれNHK紅白歌合戦に出場したが、この曲は両人によるNHK紅白歌合戦での披露はなかった。のちの1981年の第32回NHK紅白歌合戦のハーフタイムショーにて、五輪真弓と五木ひろし、河合奈保子と森進一によって歌唱された。
1984年10月21日に『ベスト・カップリング・シリーズ』の1枚として、B面曲を「ラブ・レター」に変更して再発(SV-8509)されている。
なお1979年になって三門志郎/玉城百合子「大阪ナイト・クラブ」という曲が発売されている。