東方馬城国際競馬場
施設情報 | |
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通称・愛称 |
武漢競馬場 オリエントラッキーシティ競馬場 |
所在地 | 中華人民共和国湖北省武漢市東西湖区金銀湖金南一路 |
座標 | 北緯30度38分3.6秒 東経114度13分25.3秒 / 北緯30.634333度 東経114.223694度座標: 北緯30度38分3.6秒 東経114度13分25.3秒 / 北緯30.634333度 東経114.223694度 |
開場 | 2003年 |
所有者 | 東方神馬集団 |
管理・運用者 | 武漢ジョッキークラブ |
収容能力 | 30,000人 |
コース | |
周回 | 右回り |
馬場 | ダート |
東方馬城国際競馬場 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 東方馬城國際賽馬場 |
簡体字: | 东方马城国际赛马场 |
拼音: | Dōngfāng Mǎchéng Guójì Sàimǎchǎng |
発音: | ドンファン マーチョン クオチー サイマーチャン |
日本語読み: | とうほうばじょうこくさいさいばじょう |
英文: | Orient Lucky City International Racecourse |
東方馬城国際競馬場(とうほうばじょうこくさいけいばじょう、簡体字中国語: 东方马城国际赛马场、英語: Orient Luckey City International Racecourse)は、中華人民共和国の湖北省武漢市東西湖区にある競馬場[1]。武漢競馬場[2]、オリエントラッキーシティ競馬場[3]とも呼ばれる。
香港資本系企業[2]の東方神馬集団(簡: 东方神马集团、繁: 東方神馬集團、英: Orient Luckey Horce Group)によって投資、建設され、運営されている[4]。年間1000レース以上の競走が施行されており[5]、将来的に中国本土で最初の賭け事としての競馬の運営許可を受ける競馬場になると目されている[2]。
歴史
[編集]東方馬城は、2003年に馬術と競馬の地域センターとして開場した[6]。オーナーは香港出身の実業家・胡越高(Jacky Wu)で、ホテル、マンション、ショッピングセンターなどを建設する不動産事業を展開し、競馬場がその中核に位置付けられている[7]。
2005年、競技団体の武漢ジョッキークラブ(中国語: 武汉赛马俱乐部)が設立され、国家体育総局、武漢市人民政府と共催して中国スピード競馬チャンピオンシップ(中国語: 全国速度赛马锦标赛)、武漢国際競馬祭(中国語: 武汉国际赛马节)を開催している[5]。
2008年からは毎週競馬が開催されるようになった[5]。また、この年から勝ち馬当ての的中者に抽選で賞品を提供する商業競馬の実験が実施され[3]、スマートフォンや自転車などが提供された[8]。
2012年から2014年にかけて、日本の山下設計とJRAファシリティーズ(日本中央競馬会関連企業)の共同で、競馬場スタンド改修計画案、馬場改造案、トレーニングセンターマスタープランなどが作成された[2]。
競馬の開催は武漢を発端とする新型コロナウイルス感染症の流行で一時中断したがすぐに再開し、2023年現在も中国全国区の競走開催に使用されている[9]。
コース
[編集]一周1620メートルのダートコース。競走に必要な計測、監視設備を備える[5]。
このほかに400メートルの馬術練習場が敷地内にある[5]。
施設
[編集]100万平方メートルの敷地面積があり、敷地内に駐車場、商業施設、娯楽施設などが設けられた複合商業施設となっている[5]。
メインスタンドは8000人以上の観客を収容でき、競馬場全体で3万人以上の収容能力がある。このほかに大型の日よけ、LEDディスプレイ、パドックなどの施設を備える[5]。
25キロメートル離れた地点に、山下設計とJRAファシリティーズによってマスタープランが作成された[2]トレーニングセンターの建設が計画されている[5]。
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ “賽馬”. 東方神馬集團. 2024年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e “アジア各国から競馬場計画を特命受注、東京五輪で馬術競技会場の設計担当 「馬事公苑」設計者に聞く(前編)”. 日経クロステック (2021年9月2日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ a b “商業競馬の実験開催が行われる(中国)[その他]”. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2008年12月11日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “東方神馬集團”. 東方神馬集團. 2024年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “俱乐部简介”. 武汉赛马俱乐部. 2024年1月14日閲覧。
- ^ “東方馬城”. 武漢市人民政府. 2023年1月14日閲覧。
- ^ 小林慧「競馬に対する中国国内での現状」『優駿』、中央競馬ピーアール・センター、2011年12月、145頁。
- ^ 「ギャンブル禁止の国、中国 いよいよ「競馬」解禁か」『産経新聞』2014年12月23日。2024年1月14日閲覧。
- ^ “中国速度赛马系列赛事将在武汉举办”. 新华网. (2023年10月8日) 2024年1月14日閲覧。