イースト・ウエスト・センター
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イースト・ウエスト・センター(East-West Center)は、アメリカ合衆国ハワイ州にある独立研究機関。日本語では東西センターとも呼ばれる。
概要
[編集]米国とアジア太平洋諸国の国民との間で、教育と研究のプログラムを通じて相互理解を促進するために、1960年に米国議会の予算で教育機関として創設された。同州オアフ島のハワイ大学マノア校内にあるが、ハワイ大学が州立大学なのに対し、イースト・ウエスト・センターは連邦政府の予算および民間からの寄付などで運営されており、別組織である。ハワイの本部の他、首都ワシントンDCに支部を持つ。なお、1980年にニューヨークで設立されたEastWest Instituteとは関係ない。
理事会(Board of Governors)が意思決定機関である。理事会のメンバーには、ハワイ州知事、米国国務次官、ハワイ州知事により任命された理事、米国国務長官により任命された理事、なども含まれている。
敷地内には、本部棟(John A. Burns Hall)に加えて、国際会議場(Hawaii Imin International Conference Center)、日本のビジネスリーダーたちの寄付による日本庭園、研究員宿舎(Abraham Lincoln Hall)、大学院生宿舎(Hale Manoa、Hale Kuahine)などがある。
2012年にはヒラリー・クリントン国務長官(当時)が演説を行い[1]、2014年にはアウンサンスーチー、ジョン・ケリー国務長官が演説を行っている[2]。
学位を伴わない各種の教育プログラムも行っており(サーティフィケートが発行される)、同窓組織には全世界で5万人あまりが登録されている。2014年には沖縄で同窓会会合を開催した。
主な研究スタッフ
[編集]- Richard R. Vuylsteke (所長)
- デニー・ロイ(Denny Roy)(北東アジアの政治・安全保障問題)
- アレン・L・クラーク(Allen L. Clark)(災害対処、人道援助)
- ジェラルド・A・フィニン(Gerard A. Finin)(グローバリゼーションと太平洋島嶼国における持続的発展)
日本からの客員研究員
[編集]- 池上雅子(東京工業大学)
- 梅津千恵子(京都大学)
- 江田憲司(衆議院議員)
- 大西好宣(大阪大学)
- 岡崎誠(公立鳥取環境大学)
- 笠原嘉(京都大学・精神医学)
- 加藤剛(京都大学)
- 加藤久和(名古屋大学)
- 賀来弓月(ムンバイ総領事)
- 椛島洋美(横浜国立大学)
- 北山兼弘(京都大学)
- 衣笠智子(神戸大学)
- 久保庭眞彰(一橋大学)
- 小林光(元環境省事務次官)
- 佐藤三武朗(日本大学)
- 澤田佳世(沖縄国際大学)
- 清水美香(グローバル政策イニシアティブ)
- 柴山哲也(京都女子大学)
- 添谷芳秀(慶應義塾大学)
- 高橋進(共栄大学)
- 田中圭治郎(佛教大学)
- 土屋大洋(慶應義塾大学)
- 津谷典子(慶應義塾大学)
- 津田幸男(筑波大学)
- 寺田達志(地球環境審議官)
- 永谷敬三(ブリティッシュコロンビア大学)
- 橋尾直和(高知女子大学)
- 原剛(早稲田大学)
- 原知章(早稲田大学)
- 久野武(関西学院大学)
- 福本幸男(大阪経済大学)
- 藤村学(青山学院大学)
- 松本亨(北九州市立大学)
- 矢口祐人(東京大学)
- 山内健治(明治大学)
- 屋良朝博(ジャーナリスト)
- 横山智(名古屋大学)
- 吉次公介(立命館大学)