江蘇悦達起亜汽車
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(東風悦達起亜汽車から転送)
現地語社名 | 江苏悦达起亚汽车 |
---|---|
ラテン文字名 | Jiangsu Yueda Kia Motor |
以前の社名 | 東風悦達起亜汽車 |
種類 | 合弁会社 |
業種 | 輸送用機器 |
設立 | 2002年 |
本社 | 、 |
製品 | 自動車 |
親会社 | 起亜、江蘇悦達汽車集団、江蘇悦達投資 |
ウェブサイト | 公式ウェブサイト |
江蘇悦達起亜汽車(英語: Jiangsu Yueda Kia Motor) は中国の自動車製造会社で、起亜と江蘇悦達集団による合弁会社である。江蘇省塩城市に本社を置く。
沿革
[編集]韓国の起亜自動車と中国の江蘇悦達集団により江蘇省塩城市に設立された合弁会社を前身とする。後に中国の東風汽車が合流し、2002年に「東風悦達起亜汽車」(英語: Dongfeng Yueda Kia Motor、略称: DYK)として設立された[1]。起亜自動車が50%、江蘇悦達投資と東風汽車がそれぞれ25%出資した[2]。2004年に第2工場の建設と第1工場の拡張を[2]、2011年に第3工場の建設を発表し[3]、生産能力を拡大した。
2017年には第4工場の増設を計画したが、この年に韓国内に配備されたTHAADミサイルにより中韓関係が急激に悪化。2018年の販売台数は35万台、工場の稼働率は40%台に落ち込んだ[4]。第1工場は江蘇悦達集団が資本参加する電気自動車メーカーの華人運通の工場に転換されることが決まり、2019年6月に閉鎖された[5][6][7]。
2021年11月に東風汽車が起亜との合弁事業から撤退し、2022年に「起亜汽車」を経て「江蘇悦達起亜汽車」に社名変更された[8][9][10]。
生産車種
[編集]シューマ(速邁)、カデンツァ(凱尊)、カレンス(佳楽)、VQ、ソレント(索蘭托)、ボレーゴ(覇鋭)については現地生産ではなく完成車輸入となる。 またかつては初代ヒュンダイ・アクセントを「キア・千里馬」の名称で販売していた。
販売台数
[編集]2007年から2011年までの販売台数は以下の通りである[11]。
年 | 台 |
---|---|
2007年 | 101,000 |
2008年 | 142,000 |
2009年 | 241,000 |
2010年 | 333,000 |
2011年 | 433,000 |
脚注
[編集]- ^ 山口真典「起亜の中国合弁 新型車「千里馬」を発表 来年4万台販売」『日経産業新聞』日本経済新聞社、2002年12月3日、15面。
- ^ a b 玉置直司「起亜自動車 中国に第2工場 6億4000万ドル投資 年30万台規模」『日経産業新聞』日本経済新聞社、2004年5月14日、3面。
- ^ 「起亜自動車・中国に第3工場建設」『東洋経済日報』東洋経済日報社、2011年11月11日。2019年3月11日閲覧。
- ^ キム・ガンハン「起亜自動車、中国・塩城第1工場稼動中止を検討」『朝鮮日報』2019年3月11日。2019年3月11日閲覧。
- ^ 양정미「起亜車、「中国第1号工場」閉鎖・・・YUEDAグループに長期賃貸」『亜洲経済』2019年6月14日。2023年2月27日閲覧。
- ^ Quan Xiaoxing (2019年6月18日). “Dongfeng Yueda Kia to Lease First China Plant to Human Horizons as Sales Drop” (英語). Yicai Global 2023年2月27日閲覧。
- ^ “China EV maker Human Horizons says to produce cars from Kia Motors' China plant” (英語). Reuters. (2019年6月17日) 2023年2月27日閲覧。
- ^ Quan Xiaoxing (2021年11月19日). “China’s Dongfeng Motor Washes Its Hands of Loss-Making Kia JV, Sells Stake for USD47 Million” (英語). Yicai Global 2023年2月27日閲覧。
- ^ 「起亜の中国法人社名変更、東風汽車撤退で」『NNA ASIA』NNA、28 March 2022。20 December 2022閲覧。
- ^ 「起亜の中国法人苦戦、再び債務超過に」『NNA ASIA』NNA、2022年11月18日。2023年2月15日閲覧。
- ^ Chung Joo-won (2012年6月29日). “Kia’s 3rd China plant to produce tailored cars” (英語). The Korea Herald (Herald Corporation) 2012年9月14日閲覧。