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松井ニット技研

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社松井ニット技研
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
376-0031
群馬県桐生市本町4丁目甲85番地
設立 1975年6月
業種 タテ編メリヤス製造業
法人番号 8070001016989 ウィキデータを編集
事業内容 ニットマフラー・ストール・帽子・服地他の製造と販売
代表者 代表取締役 松井 智司
資本金 1300万円
従業員数 8人(2020年現在)
外部リンク https://www.matsui-knit.com/
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株式会社松井ニット技研は、群馬県桐生市に本社を置く織物業の会社。

企業概説

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明治40年(1907年)に機屋として創業[1]第二次世界大戦後、桐生市はマフラー輸出により復興を果たしたが、その時期に編み機を導入して1950年(昭和25年)にニット業に転換した[1]1975年(昭和50年)6月に会社組織となった。

デザイナーズブランドのOEM生産で実績を積み、「マルチカラーマフラー」は松井ニット技研の代名詞となり、ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップで人気商品となった[2]2005年(平成17年)に自社ブランドを立ち上げた[2]

独特な色彩感覚で知られるイタリアブランドになぞらえ、「日本のミッソーニ」とも呼ばれた[3]

しかし、役員や従業員の高齢化で事業継続が困難と判断し、2024年(令和6年)2月末で廃業することを決定した[4]

主な製造・取り扱い商品

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沿革・活動実績

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  • 1907年 - 「機屋・松井仙太郎」として創業
  • 1975年 - 有限会社松井ニット技研を設立
  • 2005年 - 株式会社に組織変更するとともに自社ブランド「KNITTING INN」を設立[5]
  • 2012年 「機動戦士ガンダム」の世界観を取り入れたメンズアパレルショップ「STRICT-G」とコラボレーションしてマフラーを製造[6]
  • 2015年 - 福岡ソフトバンクホークスとのコラボで、ソフトバンクのチームカラーの黄色、ダイエーのオレンジ、南海のグリーンを基調にした3色のマフラーを商品化[7]
  • 2016年 デザイナーの藤原大、地元桐生市の企業笠盛丸中IZUHARAのプロジェクトの「桐生クッション」に参加、ライトボックススタジオ青山のキックオフ展示会で製品を披露[8]
  • 2016年 - 「真知子巻き」として1950年代に日本中の女性で流行した単色タイプのストールを復刻[9]

脚注

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  1. ^ a b 桐生市歴史風致維持向上計画”. 桐生市. 2023年9月2日閲覧。
  2. ^ a b 桐生商工だより”. 桐生商工会議所. p. 3. 2023年9月2日閲覧。
  3. ^ 「日本のミッソーニ」群馬に?高齢の兄弟、独自の縦じま”. 朝日新聞デジタル. 2020年10月28日閲覧。
  4. ^ 世界的ブランド「松井ニット技研」が来年廃業 群馬県はサイトで後継者募集”. 上毛新聞. 2023年9月2日閲覧。
  5. ^ 地元企業に潜入取材!! 「株式会社松井ニット技研」”. タウンぐんま. 2020年10月28日閲覧。
  6. ^ 「機動戦士ガンダム」の世界観を取り入れたメンズアパレルショップ「STRICT-G」「ROOTOTE」、「KNITTING INN」、「EVOLG」 ウインターアイテム続々登場!”. PRTIMES のバンダイのプレスリリース 2012年12月10日. 2020年10月29日閲覧。
  7. ^ パ・リーグ2連覇、ホークスとコラボ 松井ニット技研”. 桐生タイムス 地域のニュース 2015年9月22日. 2020年10月29日閲覧。
  8. ^ クリエイティブ・デザイナーに藤原大さん。「桐生クッション」、進行中です。”. デザインジャーナル 2016年1月22日. 2020年10月29日閲覧。
  9. ^ 真知子巻き復刻 50年代に日本中の女性魅了 桐生の松井ニット技研、10月から販売予定/群馬”. 毎日新聞 2016年8月25日 地方版. 2020年10月29日閲覧。