松元理人
松元 理人(まつもと ただひと、1952年3月9日 - )は、日本のアニメーションプロデューサー。元スタジオさきまくら代表取締役社長。鹿児島県出水市出身。
かつてはトムス・エンタテインメント専務取締役(最終役職)であった。
経歴
[編集]1974年9月に東京ムービーに入社し『元祖天才バカボン』等で制作進行を務めた。その後、『ムーの白鯨』の等の制作担当を経て[1]プロデューサーに昇格すると『ルパン三世 PARTIII』以降[2]のルパン三世シリーズや『チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ』[3]『わんころべえ』[4]といった作品の企画・プロデュースを主とした。1986年2月には同社の制作部制作プロデューサーに1989年4月には子会社である東京ムービー新社に移籍し制作部長となる。1990年10月から1995年10月まで同社の取締役を務めた。同年11月に東京ムービー新社がキョクイチ(現:トムス・エンタテインメント)のアニメーション制作部門(キョクイチ東京ムービー)として吸収されると同社の理事制作本部長に就任した。
その後、2000年4月には同社の事業本部理事制作統轄部長。2001年6月には事業本部理事企画・制作スタジオ制作部長。2003年4月には取締役事業本部企画・制作スタジオ制作部長。2004年6月には取締役事業本部制作担当第一営業制作部長。2005年5月には取締役事業本部副本部長兼第一営業政策部長、トムス・フォト代表取締役社長を経て、同年11月にはトムス・エンタテインメント常務取締役に昇進。また同年12月にはテレコム・アニメーションフィルムの代表取締役会長にも就任。2006年4月にはトムス・エンタテインメント常務取締役事業本部長兼制作本部長、トムス・フォト代表取締役会長に就任。2008年に古賀督徳社長の退任に伴い専務取締役に就任。2011年もってトムスを辞し、同年4月に企画制作を専門とした子会社・スタジオさきまくらを設立した。
関連項目
[編集]- 東京ムービー
- トムス・エンタテインメント
- 出崎統 - トムス(東京ムービー)時代の作品多数を共に製作。スタジオさきまくらの命名者。
- アニメ関係者一覧
脚注
[編集]- ^ “ムーの白鯨 | 1980年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月10日閲覧。
- ^ “ルパン三世 PARTⅢ | ルパン三世 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月10日閲覧。
- ^ “チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ | 1990年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月10日閲覧。
- ^ “わんころべえ | 1990年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月10日閲覧。