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松川地熱発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松川地熱発電所
松川地熱発電所
冷却塔外観
日本重化学工業時代、1998年撮影)
種類 地熱発電
電気事業者 東北水力地熱株式会社
所在地 日本の旗 日本
岩手県八幡平市
北緯39度52分19秒 東経140度55分14秒 / 北緯39.87194度 東経140.92056度 / 39.87194; 140.92056座標: 北緯39度52分19秒 東経140度55分14秒 / 北緯39.87194度 東経140.92056度 / 39.87194; 140.92056
1号機
発電方式 ドライスチーム
出力 最大 2万3500 kW
営業運転開始日 1966年10月8日
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松川地熱発電所(まつかわちねつはつでんしょ)は、岩手県八幡平市松川温泉にある地熱発電所十和田八幡平国立公園の南東にある。

概要

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日本初の商業ベースの地熱発電所として1966年に竣工し運転を開始[1]日本重化学工業が4年をかけて建設した。総工費20億円。

なお、同社の会社更生計画に伴い、現在は東北電力グループの東北自然エネルギーが運営している[2]

また、温排水は周辺のビニールハウス等にも供給され、農業用途にも使用されている[3]

2016年、日本機械学会により機械遺産に認定された[4]

沿革

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  • 1952年昭和27年)
    地元自治体である松尾村が温泉開発を目的に掘削した井戸から蒸気が噴出。
  • 1956年(昭和31年)
    東科工(現・日本重化学工業)が地熱蒸気の調査に着手。
  • 1962年(昭和37年)
    日本重化学工業が委託を受け着工。
  • 1966年(昭和41年)
    • 9月12日
      竣工。
    • 10月8日
      運転を開始。
  • 2003年平成15年)
    東北地熱エネルギー(現在の東北水力地熱)に譲渡[2]

出典

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  1. ^ エネルギー部門 業務履歴”. 日本重化学工業. 2012年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月24日閲覧。
  2. ^ a b 東北水力地熱(株)の事業開始について』(プレスリリース)東北電力、2003年10月1日http://www.tohoku-epco.co.jp/whats/news/2003/31001a.htm2010年1月24日閲覧 
  3. ^ 地熱の恵みを地域のために(事例)松川発電所”. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構. 2013年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月31日閲覧。
  4. ^ 八幡平の松川発電所が機械遺産に 日本学会認定」『岩手日報』2016年7月27日。オリジナルの2016年7月25日時点におけるアーカイブ。2016年7月27日閲覧。

外部リンク

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