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マツキタツヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松木達哉から転送)
マツキ タツヤ
本名 松木 達哉
生誕 (1991-05-29) 1991年5月29日(33歳)
日本の旗 日本北海道
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画原作者
活動期間 2017年 - 2020年
ジャンル 少年漫画
代表作アクタージュ act-age
受賞 第2回:ストキンPro準キング
『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』
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マツキ タツヤ1991年5月29日[1] - )は、日本漫画原作者北海道出身。本名は松木 達哉(読み同じ)。

経歴

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日本大学芸術学部映画学科監督コースを2015年卒業。映画業界で映像の脚本編集制作をしながらオリジナル映画の企画を立てていたが、「原作を持っている原作者が一番強いと感じて」いた[2]

初めて漫画を描こうと思い、Twitterを開設して予知夢をテーマにした漫画を投稿すると、宇佐崎しろからフォローされた[1]。『週刊少年ジャンプ』(集英社)を立ち読みして原作志望者を対象とした新人漫画賞ストキンPro」の存在を知り[3]、「猶予2週間、実動1週間」ほどで読切『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』のネームを描き上げた[2]。そして、本名名義で第2回ストキンProに投稿した『阿佐ヶ谷』は準キングを受賞し、同作の作画担当に宇佐崎を指名した[1]。『阿佐ヶ谷』の完成原稿は『週刊少年ジャンプ』2017年9号に掲載され、高評価を獲得するとともに、マツキと宇佐崎はデビューを果たした[4][5]

その後、原作担当として宇佐崎が作画する読切の掲載を目指すも掲載許可が下りない時期が続いた。そこで担当編集者の村越周から「『ジャンプ』に合わせにきてるよね」と指摘され、自らの原点に返る形で『阿佐ヶ谷』の数年後を舞台とした『アクタージュ act-age』の連載企画を提出したところ、同作の連載が決まった[5]『アクタージュ』は『週刊少年ジャンプ』2018年8号から原作:マツキ、作画:宇佐崎の体制で連載していた[1]

しかし、2020年8月8日に、強制わいせつの疑いで警視庁に逮捕されたことを受け、『週刊少年ジャンプ』の編集部は10日、翌11日発売の36・37合併号をもって『アクタージュ act-age』の連載打ち切りを発表した[6][7][8]。なお、9月16日に当該事案については不起訴となったが、別の強制わいせつの容疑で再逮捕、起訴された[9]。12月23日の東京地裁の判決で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決が下された[10][11]

好きな作品は『HUNTER×HUNTER』、幸村誠作品[12]

作品

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  • 『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』 - デビュー作。読切。作画:宇佐崎しろ。『週刊少年ジャンプ』2017年9号掲載
  • アクタージュ act-age』 - 連載。作画:宇佐崎しろ。『週刊少年ジャンプ』2018年8号 - 2020年36・37合併号(打ち切り

脚注

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  1. ^ a b c d 原作者と作画担当は仲がいい? ジャンプ人気連載チームに聞きました! ananニュース 2018年7月27日公開 2018年10月17日閲覧
  2. ^ a b 『週刊少年ジャンプ』2019年34号186-187ページ
  3. ^ マツキTwitter 2019年7月1日 ananニュース 2019年8月27日閲覧
  4. ^ ジャンプ最新号に掲載された読み切りが話題に『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』 ダ・ヴィンチニュース 2017年1月31日公開 2018年10月17日閲覧
  5. ^ a b 「『アクタージュ act-age』が、人生で2回目に描いたマンガなんです」漫画家・宇佐崎しろ×原作・マツキタツヤ×担当編集の「裏話座談会」! 週プレNEWS 2019年2月10日公開 2019年2月16日閲覧
  6. ^ 原作者逮捕で「アクタージュ」連載打ち切り 週刊少年ジャンプ”. NHKニュース. 2020年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月10日閲覧。
  7. ^ 原作者逮捕の「アクタージュ」 ジャンプで連載打ち切り”. 朝日新聞デジタル. 2020年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月10日閲覧。
  8. ^ 原作者逮捕「アクタージュ」作画・宇佐崎しろ氏がツイート「事実を重く受け止めたい」”. Sponichi Annex. 2020年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月10日閲覧。
  9. ^ 少年ジャンプ人気漫画原作者、別の強制わいせつで起訴”. TBS NEWS (2020年9月16日). 2020年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  10. ^ 漫画「アクタージュ」原作者に執行猶予判決 強制わいせつ罪、東京地裁”. 産経ニュース (2020年12月23日). 2020年12月25日閲覧。
  11. ^ 漫画原作者の男に有罪 女子中学生にわいせつ―東京地裁”. 時事ドットコム (2020年12月23日). 2021年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  12. ^ 『週刊少年ジャンプ』2017年9号186ページ

外部リンク

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