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枇谷玲子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

枇谷 玲子(ひだに れいこ、1980年 - )は、日本の北欧語翻訳家。別筆名にひだに れいこ

人物・来歴

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富山県生まれ。豊島岡女子学園高等学校在学中にグレーテリース・ホルム『マリアからの手紙』を読んで北欧に関心を持つ[1]上智大学外国語学部在学中から、早稲田大学語学研究所でデンマーク語を学ぶ。 2000年に上智大学を中退し、大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部デンマーク語学科入学。 2003年にデンマーク教育大学児童文学センターに留学。2005年大阪外国語大学卒業。

在学中の2005年に、木村由利子の推薦により『ウッラの小さな抵抗』で翻訳者デビュー[1]。 北欧家具輸入販売会社勤務、翻訳会社でオンサイトのチェッカーの経験を経て、子育てしながら北欧書籍の紹介を行っている。

訳書に2015年東京都美術館で行われた展示、『キュッパのびじゅつかん』の元となった絵本『キュッパのはくぶつかん』(福音館書店)、『カンヴァスの向こう側』(評論社)など。 埼玉県在住[2]

翻訳

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  • 『ウッラの小さな抵抗 ナチス占領時代の少女』(インゲ・クロー、杉田幸子絵、文研出版、文研じゅべにーる) 2005.2
  • 『ニッセのポック』(オーレ・ロン・キアケゴー、あすなろ書房) 2006.11
  • 『エレンのりんごの木』(カタリーナ・クルースヴァル、 評論社、児童図書館・絵本の部屋) 2009.3
  • 『太陽のくに』(エヴァ・アスムセン、金の星社) 2010.12
  • 『飛べない渡り鳥リッレヴィン』(マッツ・ヴァーンブロッド、ペール・グスタフソン絵、スウェーデン国立障害研究所監修、汐文社) 2010.2
  • 『トーベのあたらしい耳』(トーベ・クルベリ、エッマ・アードボーゲ絵、少年写真新聞社) 2010.4
  • 『くまのバルデマール ぼくって、サイコー!』(クヌート・ファルバッケン、秋草愛絵、文研出版、文研ブックランド) 2010.7
  • 『ハエのアストリッド』(マリア・ヨンソン、評論社の児童図書館・絵本の部屋) 2011.7
  • 『ママ!』(キム・フォップス・オーカソン、高畠那生絵、ひさかたチャイルド) 2011.11
  • 『ひみつのおかしだおとうとうさぎ!』(ヨンナ・ビョルンシェーナ、クレヨンハウス) 2012.1
  • 『キュッパのはくぶつかん』(オーシル・カンスタ・ヨンセン、福音館書店) 2012.4
  • 『サイエンス・クエスト科学の冒険 宇宙の生命、死の意味、数の世界』(アイリック・ニュート、NHK出版) 2012.4
  • 『手で笑おう 手話通訳士になりたい』(アン・マリー・リンストローム、汐文社) 2012.8
  • 『カンヴァスの向こう側 少女が見た素顔の画家たち』(フィン・セッテホルム、評論社) 2013.10
  • 『このTシャツは児童労働で作られました。』(シモン・ストランゲル、汐文社) 2013.2
  • 『なぜイヌの鼻はぬれているの? ノアの箱舟のふしぎな話』(ケネス・スティーブン、オイヴィン・トールシェーテル絵、西村書店) 2014.12
  • 『キュッパのおんがくかい』(オーシル・カンスタ・ヨンセン、福音館書店) 2014.10
  • 『凍える街』(アンネ・ホルト創元推理文庫) 2014.12
  • 『穴』(オイヴィン・トールシェーテル作・絵、ワールドライブラリー、ノルウェー) 2014
  • 『たね』(サーラ・ギンバリソン 絵/文、 訳. ワールドライブラリー) 2015.10
  • 『だいすきなマロニエの木』(オーサ・メンデル=ハートヴィッグ、アネ・グスタフソン絵、光村教育図書) 2015.11
  • 『地球から子どもたちが消える。』(シモン・ストランゲル、朝田千惠共訳、汐文社) 2015.3
  • 『ドコカ行き難民ボート。』(シモン・ストランゲル、汐文社) 2015.3
  • 『10までかずをかぞえたこやぎ』(アルフ・プリョイセン、ヴィヴィアン・ザール・オルセン絵、ワールドライブラリー、ノルウェー) 2015.7
  • 『ホテル1222』(アンネ・ホルト、創元推理文庫) 2015.9
  • 『パンやのブラウンさん』(ヨーコランド、ワールドライブラリー、ノルウェー) 2016.1
  • 『月の塔』(ペール・グスタフソン作・絵、ワールドライブラリー、スウェーデン) 2016.1
  • 『自分で考えよう 世界を知るための哲学入門』(ペーテル・エクベリ、スヴェン・ノードクヴィスト絵、晶文社) 2016.10
  • 『おおきく考えよう 人生に役立つ哲学入門』(ペーテル・エクベリ、イェンス・アールボム絵、晶文社) 2017.10
  • 『カンヴァスの向こう側 続』(フィン・セッテホルム、評論社) 2017.3
  • 『樹脂』(エーネ・リール、早川書房、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS) 2017.9
  • 『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』(マイク・ヴァイキング、晶文社) 2018.11
  • 『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』(サッサ・ブーレグレーン、岩崎書店) 2018.5
  • 『北欧式眠くならない数学の本』(クリスティン・ダール、スヴェン・ノードクヴィスト絵、三省堂) 2018.6
  • 『私はこうして世界を理解できるようになった』(ハンス・ロスリング, ファニー・ヘルエスタム、青土社) 2019.10
  • 『75億人のひみつをさがせ!』(クリスティン・ローシフト、岩崎書店) 2019.11
  • 『北欧式お金と経済がわかる本 12歳から考えたい9つのこと』(グンヒル・J・エクルンド、氏家祥美監修、翔泳社) 2019.2
  • 『話し足りないことはない? 対人不安が和らぐグループセラピー』(アンナ・フィスケ、晶文社) 2019.4
  • 『ウーマン・イン・バトル 自由・平等・シスターフッド!』(マルタ・ブレーン、イェニー・ヨルダル絵、合同出版) 2019.7
  • 『きのこのなぐさめ』(ロン・リット・ウーン、中村冬美共訳、みすず書房) 2019.8
  • 『北欧に学ぶ好きな人ができたら、どうする?』(アンネッテ・ヘアツォーク、カトリーネ・クランテ, ラスムス・ブラインホイ イラスト、晶文社) 2019.9
  • 『「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる 思考、記憶、知能、パーソナリティの謎に迫る最新の脳科学』(カーヤ・ノーデンゲン、羽根由共訳、誠文堂新光社) 2020.1
  • 『好きな人に触れたくなるのは、どうして? 北欧に学ぶ恋愛とセックスの本』(サビーネ・レミレ、ラスムス・ブラインホイ絵、晶文社) 2020.8
  • 『私はいま自由なの? 男女平等世界一の国ノルウェーが直面した現実』(リン・スタルスベルグ、柏書房) 2021.10
  • 『北欧式パートナーシップのすすめ 愛すること愛されること』(ビョルク・マテアスダッテル、原書房) 2021.4
  • 『My Child わたしの子』(ヒルデ・ハーゲルップ、クリスティン・ローシフト絵、英治出版) 2021.5
  • 『地球で暮らすきみたちに知ってほしい50のこと』(ラース・ヘンリク・オーゴード、シモン・ヴェス イラストレーション、晶文社) 2021.8

「ラッセとマヤのたんていじむしょ」シリーズ

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  • 『ダイヤモンドのなぞ』(マッティン・ビードマルク、ヘレナ・ビリス絵、主婦の友社、「ラッセとマヤのたんていじむしょ」) 2009
  • 『ミステリーホテルの怪』(マッティン・ビードマルク、ヘレナ・ビリス絵、主婦の友社、「ラッセとマヤのたんていじむしょ」) 2009.1
  • 『カフェ強盗団』(マッティン・ビードマルク、ヘレナ・ビリス絵、主婦の友社、「ラッセとマヤのたんていじむしょ」) 2009.3
  • 『サーカスのどろぼう』(マッティン・ビードマルク、ヘレナ・ビリス絵、主婦の友社、「ラッセとマヤのたんていじむしょ」) 2009.3
  • 『なぞの映画館』(マッティン・ビードマルク、ヘレナ・ビリス絵、主婦の友社、「ラッセとマヤのたんていじむしょ」) 2009.7
  • 『恐怖のミイラ』(マッティン・ビードマルク、ヘレナ・ビリス絵、主婦の友社、「ラッセとマヤのたんていじむしょ」) 2009.7

「フィンドゥス」シリーズ

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  • 『フィンドゥスの魚つり』(スヴェン・ノードクヴィスト作・絵、ワールドライブラリー、スウェーデン) 2015.11
  • 『フィンドゥスの誕生日』(スヴェン・ノードクヴィスト作・絵、ワールドライブラリー、スウェーデン) 2015.5
  • 『フィンドゥスが小さかったころ』(スヴェン・ノードクヴィスト作・絵、ワールドライブラリー、スウェーデン) 2015.7
  • 『フィンドゥスのキャンプ』(スヴェン・ノードクヴィスト作・絵、ワールドライブラリー、スウェーデン) 2015.8

イルセ・サン

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  • 『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(イルセ・サンディスカヴァー・トゥエンティワン) 2016.10
  • 『心がつながるのが怖い 愛と自己防衛』(イルセ・サン、ディスカヴァー・トゥエンティワン) 2017.9
  • 『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』(イルセ・サン、ディスカヴァー・トゥエンティワン) 2018.6
  • 『身勝手な世界に生きるまじめすぎる人たち 罪悪感を手放して毎日をラクにする方法』(イルセ・サン、ディスカヴァー・トゥエンティワン) 2020.12
  • 『「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本 喪失や悲しみから心を守る「自己防衛の戦略」の功罪』(イルセ・サン、ディスカヴァー・トゥエンティワン、ディスカヴァー携書) 2021.12

イブ・スパング・オルセン

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  • 『かぜ』(イブ・スパング・オルセン亜紀書房) 2016.11
  • 『あめ』(イブ・スパング・オルセン、亜紀書房) 2017.2
  • 『ネコの住むまち』(イブ・スパング・オルセン、メディアリンクス・ジャパン) 2017.2

脚注

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  1. ^ a b 枇谷 玲子, Reiko Hidani”. 北欧語書籍翻訳者の会 (2018年9月4日). 2022年4月22日閲覧。
  2. ^ ハフィントンポスト