林泰成
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林 泰成(はやし やすなり、1959年 - )は、日本の教育学者。上越教育大学学長[1]。放送大学客員教授。
研究
[編集]大学院生の頃は、ウィトゲンシュタインを中心に分析哲学の研究に取り組んでいた[3]。現在は、コールバーグに基づくモラルジレンマ授業の研究[4]、ケアリング倫理に基づく道徳教育の研究[5]、道徳授業に行動面の指導を取り入れたモラルスキルトレーニングの研究に取り組んでいる。
モラルスキルトレーニングの提唱者[6]。哲学を吉田謙二に師事。教育学を佐野安仁に師事。
略歴
[編集]- 1978年 - 福井県立藤島高等学校卒業
- 1983年 - 同志社大学文学部文化学科哲学及び倫理学専攻卒業
- 1986年 - 同大学院文学研究科博士課程前期課程修了(文学修士)
- 1991年 - 同大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学、同文学部嘱託講師(-1996年)
- 1996年 - 上越教育大学助教授
- 2007年 - 同大学教授(-2021年)
- 2013年 - 同大学副学長(-2019年)
- 2021年 - 同大学学長[7]
主な著書
[編集]- ハラー『ウィトゲンシュタイン研究:ウィトゲンシュタインとオーストリア哲学』(翻訳)晃洋書房、1995年。
- パトナム『表象と実在』(共訳)晃洋書房、1997年。
- ノディングズ『ケアリング』(共訳)晃洋書房、1997年。
- 『ケアする心を育む道徳教育』(編著)北大路書房、2000年。
- 『新訂 道徳教育論』放送大学教育振興会、2009年。
- 『小学校道徳授業で仲間づくり・クラスづくり モラルスキルトレーニングプログラム』(編著)明治図書、2008年。
- 『人間としての在り方生き方をどう教えるか』(共著)教育出版、2010年。
- 『中学校道徳授業で仲間づくり・クラスづくり モラルスキルトレーニングプログラム』(編著)明治図書、2011年。
- 『モラルスキルトレーニング スタートブック』明治図書、2013年。
- 『道徳教育の方法:理論と実践』左右社、2018年。
- 『小学道徳 はばたこう明日へ』1~6年(検定教科書)、教育出版、2018年。
- 『中学道徳 とびだそう未来へ』1~3年(検定教科書)、教育出版、2019年。
- 『道徳教育論』(共著)放送大学教育振興会、2021年。
所属学会
[編集]- 日本道徳教育方法学会(理事)
- 日本道徳教育学会
- 日本道徳性発達実践学会(常任理事)
- 日本学校教育学会(理事)
- 日本教科内容学会(副会長)
- 教育哲学会
出典
[編集]- ^ “林 泰成 (Yasunari Hayashi) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2023年5月6日閲覧。
- ^ 国立大学法人上越教育大学HPより
- ^ ハラー『ウィトゲンシュタイン研究』(晃洋書房、1995年)「訳者あとがき」などによる
- ^ 佐野・吉田編『コールバーグ理論の基底』(世界思想社、1993年)などに,論文を書いている。
- ^ 中野・伊藤・立山編『ケアリングの現在』(晃洋書房、2006年)などに,論文を掲載している。
- ^ 林泰成『モラルスキルトレーニングスタートブック』明治図書、2013年、「はじめに」より。
- ^ 上越教育大学新学長に林泰成氏 就任上越妙高タウン情報2021年04月06日 16:19更新
- ^ 新井郁男、犬塚文雄、林泰成『道徳教育論』放送大学教育振興会、2005年(平成20年度まで)、林泰成『新訂 道徳教育論』放送大学教育振興会、2009年(平成25年度まで)、貝塚茂樹、林泰成編著『道徳教育論』放送大学教育振興会、2021年より。
外部リンク
[編集]- 林泰成 - 「上越教育大学大学院 学校臨床研究コース 生徒指導総合科目群/学校心理科目群」の教員紹介。
- ようこそ林研究室へ - 上越教育大学サーバ内にある林の研究室自己紹介。
- 林泰成のプロフィール (PDF) - 同研究室ページ内の経歴紹介。
- 林泰成のホームページ - 個人のホームページ