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林泰成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

林 泰成(はやし やすなり、1959年 - )は、日本教育学者上越教育大学学長[1]放送大学客員教授

専攻は、道徳教育学教育哲学[2]

研究

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大学院生の頃は、ウィトゲンシュタインを中心に分析哲学の研究に取り組んでいた[3]。現在は、コールバーグに基づくモラルジレンマ授業の研究[4]、ケアリング倫理に基づく道徳教育の研究[5]、道徳授業に行動面の指導を取り入れたモラルスキルトレーニングの研究に取り組んでいる。

モラルスキルトレーニングの提唱者[6]。哲学を吉田謙二に師事。教育学を佐野安仁に師事。

略歴

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この他、放送大学客員教授などを兼務している[8]

主な著書

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  • ハラー『ウィトゲンシュタイン研究:ウィトゲンシュタインとオーストリア哲学』(翻訳)晃洋書房、1995年。
  • パトナム『表象と実在』(共訳)晃洋書房、1997年。
  • ノディングズ『ケアリング』(共訳)晃洋書房、1997年。
  • 『ケアする心を育む道徳教育』(編著)北大路書房、2000年。
  • 『新訂 道徳教育論』放送大学教育振興会、2009年。
  • 『小学校道徳授業で仲間づくり・クラスづくり モラルスキルトレーニングプログラム』(編著)明治図書、2008年。
  • 『人間としての在り方生き方をどう教えるか』(共著)教育出版、2010年。
  • 『中学校道徳授業で仲間づくり・クラスづくり モラルスキルトレーニングプログラム』(編著)明治図書、2011年。
  • 『モラルスキルトレーニング スタートブック』明治図書、2013年。
  • 『道徳教育の方法:理論と実践』左右社、2018年。
  • 『小学道徳 はばたこう明日へ』1~6年(検定教科書)、教育出版、2018年。
  • 『中学道徳 とびだそう未来へ』1~3年(検定教科書)、教育出版、2019年。
  • 『道徳教育論』(共著)放送大学教育振興会、2021年。

所属学会

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  • 日本道徳教育方法学会(理事)
  • 日本道徳教育学会
  • 日本道徳性発達実践学会(常任理事)
  • 日本学校教育学会(理事)
  • 日本教科内容学会(副会長)
  • 教育哲学会

出典

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  1. ^ 林 泰成 (Yasunari Hayashi) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2023年5月6日閲覧。
  2. ^ 国立大学法人上越教育大学HPより
  3. ^ ハラー『ウィトゲンシュタイン研究』(晃洋書房、1995年)「訳者あとがき」などによる
  4. ^ 佐野・吉田編『コールバーグ理論の基底』(世界思想社、1993年)などに,論文を書いている。
  5. ^ 中野・伊藤・立山編『ケアリングの現在』(晃洋書房、2006年)などに,論文を掲載している。
  6. ^ 林泰成『モラルスキルトレーニングスタートブック』明治図書、2013年、「はじめに」より。
  7. ^ 上越教育大学新学長に林泰成氏 就任上越妙高タウン情報2021年04月06日 16:19更新
  8. ^ 新井郁男犬塚文雄、林泰成『道徳教育論』放送大学教育振興会、2005年(平成20年度まで)、林泰成『新訂 道徳教育論』放送大学教育振興会、2009年(平成25年度まで)、貝塚茂樹、林泰成編著『道徳教育論』放送大学教育振興会、2021年より。

外部リンク

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