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林知充

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

林 知充(はやし ともみ、1971年2月1日 - )は、エストニアで注目されている日本人建築家富山県高岡市出身。

1994年、横浜国立大学建築学科卒業。1999年、バージニア工科大学大学院修了。

1994年から1995年の間、槇総合計画事務所でアシスタントを務める。1999年から2001年まではラファエル・ヴィニオリ建築事務所に勤務。 2001年から現在までエストニアに在住。 2001年から2003年まで HEAD Arhitektid 建築事務所で、2003年に KOSMOS 建築事務所で、そして2004年より ハヤシ・グロシュミット・アルヒテクトゥール(Hayashi-Grossschmidt Arhitektuur)を共同主宰している。2012年よりタリン応用科学大学 (TTK University of Applied Sciences)において教鞭をとる。建築環境工学部建築学科主任(2012ー2017)を務め、建築学部に改組後、准教授、2021年より教授。

主な作品は ラスナマエ・スポーツホール、占領博物館、ロッテルマン地区の旧小麦粉貯蔵庫のリノベーションと増築、ルテルマ家具工場機械棟のリノベーションなど。エストニア国立博物館プロジェクトには2008年から竣工までローカル・アーキテクトとして関わり、実施設計・監理まで務めた。エストニア文化基金建築賞(2003、2009)、エストニア文化基金建築賞グランプリ(2017)他多数を受賞。ミース・ファン・デル・ローエ賞に3回ノミネートされている。

エストニア建築家連盟会員。

作品

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  • 2021年 セトゥの野外ステージ (Jüri Nigulasと共に)
  • 2020年 アウグスト・コマンダント回顧展「Miracles in Concrete」、エストニア建築博物館 (Andrea Ainjärvと共に)
  • 2019年 ノブレスネル造船所、ヨットクラブ棟の改修(KAOS Architectsのプロジェクトにより、KAIアートセンターとして竣工)
  • 2017年 ルッテル家具工場機械棟の改修によるオフィスビル (Hanno Grossschmidt, Liis Voksepp, Marianna Zvereva, Anna Endrikson, Jüri Nigulas, Andres Ristov, Sander Treijarと共に)
  • 2016年 エストニア国立博物館 (ローカルアーキテクトとしてDGT Architectsと協同)
  • 2013年 浮かぶサウナ
  • 2009年 ロッテルマン小麦倉庫の改修・増築によるオフィスビル(Hanno Grossschmidt、東川陽子と共に)
  • 2007年 商業コンプレクス「フォーラム」(Hanno Grossschmidtと共に)
  • 2003年 占領博物館( Siiri Vallner, Indrek Peilと共に)
  • 2003年 ラスナマエのスポーツセンター( Siiri Vallner, Hanno Grossschmidtと共に)
  • 2003年 デビッド・L.ローレンス・コンベンションセンター(ラファエル・ヴィニオリ・アーキテクツにて)

コンペティション歴

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  • 2022年 タリン・レアール高校の増築、佳作
  • 2021年 タリン・リンナマエ地区の都市計画、1等
  • 2021年 タリン・ルッテル地区の集合住宅都市計画、1等
  • 2021年 タリン・ムーブリマヤ街区の都市計画、1等
  • 2021年 パルヌ・ヴァルグレ地区の都市計画、1等 
  • 2020年 パタレイ要塞のヴィジョン、1等
  • 2020年 メリメッツァのプロムナード、1等 
  • 2020年 ストローミのビーチハウス、1等
  • 2020年 ヒポドローミ地区第一街区のヴィジョン、1等
  • 2019年 ヴィリヤンディ病院新築計画、佳作
  • 2017年 元タリン中央郵便局と映画館からなる商業施設の改修と増築、1等
  • 2017年 タリン・デパート新築計画、2等 
  • 2013年 ミラノ万博エストニア館、佳作
  • 2012年 ラトヴィア・リガの旅客ターミナル、ファイナリスト
  • 2012年 エストニア歴史博物館新館、2等
  • 2010年 Lift11アーバン・インスタレーション・フェスティバル
  • 2007年 エストニア公共放送会社新社屋、佳作
  • 2007年 ヴィリヤンディのボートハウス、1等
  • 2005年 ロッテルマン小麦倉庫の改修・増築によるオフィスビル、1等
  • 2005年 マハトゥラの民族博物館、1等
  • 2002年 パーディ通りのホテル、1等

賞歴

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  • 2022年 エストニア森林・林業協会賞佳作、セトゥの野外ステージ
  • 2020年 エストニア文化基金建築賞・展示部門賞、アウグスト・コマンダント回顧展「Miracles in Concrete」
  • 2020年 ヨーロッパ文化遺産賞「ヨーロッパ・ノストラ賞」特別賞、ルッテル家具工場機械棟の改修によるオフィスビル
  • 2020年 IFI (国際インテリア建築家協会) WORK部門金賞、ルッテル家具工場機械棟の改修によるオフィスビル
  • 2019年 EU現代建築賞「ミース・ファン・デル・ローエ賞」入選、ルッテル家具工場機械棟の改修によるオフィスビル
  • 2019年 エストニア・インテリア・アーキテクト協会賞、ルッテル家具工場機械棟の改修によるオフィスビル
  • 2017年 エストニア文化基金建築賞大賞、エストニア国立博物館
  • 2017年 エストニア建築家協会賞、エストニア国立博物館
  • 2013年 エストニア森林・林業協会「合板を使用した建築物」並びに「パブリック・フェイバリット」賞、浮かぶサウナ
  • 2009年 エストニア文化基金建築賞、ロッテルマン小麦倉庫の改修・増築によるオフィスビル
  • 2008年 EU現代建築賞「ミース・ファン・デル・ローエ賞」入選、ロッテルマン小麦倉庫の改修・増築によるオフィスビル
  • 2005年 EU現代建築賞「ミース・ファン・デル・ローエ賞」入選、ラスナマエのスポーツセンターと占領博物館
  • 2003年 エストニア文化基金建築賞、ラスナマエのスポーツセンター
  • 2003年 エストニア・コンクリート協会特別賞、ラスナマエのスポーツセンター

参考文献

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  1. エストニア建築家連合、メンバー、林知充
  2. HG ArchitectureOÜ、社員
  3. マートカルム: 占領博物館
  4. Indrek Peil、Siiri Vallner: 占領博物館 、マサチューセッツ州タリンToompea St
  5. ミース・ファン・デル・ローエ賞のノミネート者2009