林雅彦
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林 雅彦(はやし まさひこ、1944年(昭和19年)4月20日 - )は、日本の国文学・民俗学者、明治大学法学部名誉教授。[1] 国際熊野学会代表委員。日本絵解き研究会代表。口承文芸研究。
来歴
[編集]東京都台東区生まれ。1966年山梨大学教育学部国文卒。1974年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。武蔵高等学校・中学校教諭、学習院女子短期大学助教授、明治大学法学部助教授、教授。2015年定年退職。
絵解き研究で1980年日本古典文学会賞受賞。絵解き研究の第一人者である。
著書
[編集]- 『日本の絵解き 資料と研究』三弥井書店、1982、のち増補版1984
- 『穢土を厭ひて浄土へ参らむ 仏教文学論』名著出版、1995
- 『絵解きの東漸』笠間書院 明治大学人文科学研究所叢書、2000
共編著
[編集]- 『論纂 説話と説話文学』共編著、笠間書院、1979
- 『説話文学Ⅰ古代篇』共編、双文社出版、1981
- 『説話文学Ⅱ中世篇』共編、双文社出版、1981
- 『えとく』(芸双書)共編、白水社、1982
- 『絵解き台本集』徳田和夫共編、三弥井書店 伝承文学資料集、1983
- 『口頭伝承の比較研究』共著、弘文社、1984
- 『一冊の講座 絵解き』共著、有精堂出版、1985
- 『絵画の発見<かたち>を読み解く19章』共著、平凡社、1986
- 『佛教大辞典 BUDDHICA』共著、小学館、1988
- 『絵解き―資料と研究―』共編著、三弥井書店、1989
- 『日本にとっての朝鮮文化』共著、明治大学人文科学研究所、1992
- 『おとぎ草子・山椒大夫』共著、講談社、1992
- 『絵解き万華鏡 聖と俗のイマジネーション』編著、三一書房、1993
- 『日本における民衆と宗教』共著、雄山閣、1994
- 『絵解き 苅萱親子地蔵尊縁起 苅萱道心と石堂丸』監修、苅萱山西光寺、1994
- 『かるかや山西光寺・冥途への旅立ち十王巡り』監修、苅萱山西光寺、1995
- 『宗祖高僧絵伝(絵解き)集』渡邊昭五共編著、三弥井書店、1996.5、伝承文学資料集成
- 『絵解き 六道地獄絵 竹澤繁子口演記録』監修、苅萱山西光寺、1997のち、改訂版2005
- 『日本古典文学紀行』共著、岩波書店、1998
- 『神話・宗教・巫俗―日韓比較文化の試み―』共著、風響社、2000
- 『生と死の図像学 アジアにおける生と死のコスモロジー』編、至文堂、2003、明治大学人文科学研究所叢書
- 『「日本の絵解き」サミット山岳霊場と絵解き・台本集』編著、那智勝浦町観光地魅力アップ推進委員会、2006
- 『「日本の絵解き」サミット報告書 山岳霊場と絵解き』編著、人間文化研究機構連携研究「日本とユーラシア:交流と表象」「唱導文化の比較研究」班、2006
- 『語り紡ぐ絵解きのふるさと・信濃 台本集』共編、笠間書院、2006、改訂版
- 『国文学解釈と鑑賞別冊 熊野 その信仰と文学・美術・自然』編集、至文堂、2007
- 『大衆芸能の世界―唱導文化の日韓比較研究への試み―』編著、人間文化研究機構連携研究「日本とユーラシア:交流と表象」「唱導文化の比較研究」班、2007
- 『国宝六道繪 『往生要集』の世界 絵解き台本』監修・編、方丈堂出版 オクターブ (発売)、2007
- 『「生と死」の東西文化史』編 方丈堂出版 オクターブ (発売)、2008、明治大学人文科学研究所叢書
- 『九相図資料集成 死体の美学と文学』共著、岩田書院、2009
- 『唱導文化の比較研究』小池淳一共編、岩田書院、2011、人間文化叢書 ユーラシアと日本 交流と表象
- 『縁起堂淵之坊善光寺如来絵伝』共著、淵之坊、2013
- 『第3回絵解きフェスティバルin善光寺大本願 絵解き台本集』編著、2014のち、新装版DVD2枚付2015
参考
[編集]- 『現代日本人名録』2002
- 『絵解きと伝承そして文学』林雅彦、方丈堂出版、2016
- 明治大学 - 林雅彦プロフィール
脚注
[編集]- ^ 『絵解きと伝承そして文学』方丈堂出版、2016年1月30日、ⅹ頁。