枝光八幡宮

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枝光八幡宮
所在地 福岡県北九州市八幡東区諏訪2丁目1-5
位置 北緯33度52分18.6秒 東経130度49分12.6秒 / 北緯33.871833度 東経130.820167度 / 33.871833; 130.820167座標: 北緯33度52分18.6秒 東経130度49分12.6秒 / 北緯33.871833度 東経130.820167度 / 33.871833; 130.820167
主祭神 神功皇后
応神天皇
須佐之男命
比売大神
建御名方神他
社格 県社
創建 建久5年
例祭 10月20日10月21日
主な神事 枝光祇園山笠
筑前御殿神楽
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枝光八幡宮(えだみつはちまんぐう)は、福岡県北九州市八幡東区にある神社である。旧社格県社

祭神[編集]

八幡神神功皇后応神天皇)・比売大神須佐之男命建御名方神を祀る。

歴史[編集]

建久年間に、筑前の宇都宮氏麻生氏)の祖・宇都宮重業が、生国の下野宇都宮から氏神の八幡神を勧請し、居城である花尾城鬼門にあたる宮田山に祀ったのに始まる。以来麻生荘の鎮守神として麻生氏より篤い崇敬を受けたが、麻生氏の衰亡とともに衰微した。慶長年間に入ると社領を没収される憂き目にあったが、寛永4年に現在の諏訪山の地に遷座しその祭祀を続けた。明治に至り村社に定められ、大正7年には諏訪山の地にあった諏訪神社を合祀。同15年には県社に列した。

『八幡』の由来[編集]

「枝光」の地名の由来は仲哀天皇が熊襲征伐の折、地元の豪族・熊鰐が真榊の枝に剣・玉・鏡の3種の宝物を下げて迎えたことから「枝三つ」=「枝光」と称するようになったという。また明治22年に枝光村・尾倉村・大蔵村の3村が合併することになった際、3村の鎮守神がそれぞれ枝光八幡宮(枝光村)・豊山八幡神社(尾倉村)・乳山八幡神社(大蔵村)であったため、八幡村と名づけられた。後に八幡村は八幡町、八幡市、八幡区と変遷し、現在でも八幡東区としてその名前は残っている。

参考文献[編集]