柳生直行
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柳生 直行(やぎゅう なおゆき、1920年3月1日 - 1986年9月3日)は、日本の英文学者、キリスト教学者、翻訳家。
生涯
[編集]横浜市保土ヶ谷生に生まれ。父の柳生光異は茅ヶ崎湧泉教会の牧師。1933年(昭和8年)、湧泉教会でキリスト教の洗礼を受ける。
1941年、大阪外国語学校を卒業。東京文理科大学英文科卒。米国コロンビア大学に留学。関東学院大学教授、文学部長、関東学院長を歴任。C・S・ルイス、ジョン・バニヤンなどキリスト教文学者を研究した。
また、湧泉教会の牧師としても活動した。
著書
[編集]- 『お伽の国の神学 C.S.ルイスの人と作品』(新教出版社) 1984.3
- 『生一本のキリスト教 お伽の国の倫理学』(新教出版社) 1987.10
翻訳
[編集]- 『神への渇き』(A・W・トウザー、いのちのことば社) 1958
- 『キリスト教の核心』(C・S・ルイス、キリスト者学生会出版局、KGK新書1) 1963
- 『ガスパール・ルイス; 密航者』(ジョゼフ・コンラッド、やしま書房、世界の古典8) 1965
- 『奇跡 信仰の論理』(C・S・ルイス、みくに書店) 1965
- 『天国と地獄の離婚』(C・S・ルイス、みくに書店、KGK新書) 1966
- 『コリント』(バークレー、ヨルダン社、聖書註解シリーズ) 1970
- 『幸福の心理学 不安と迷いをのりこえる信念の法則』(ヴェニス・ブラッドワス、大和書房) 1972、のち改題『マインド革命』(春秋社)
- 『希望と信頼に生きる ウィリアム・バークレーの1日 1章』(ウィリアム・バークレー、ヨルダン社) 1974
- 『キリスト教の精髄』(C・S・ルイス、新教出版社、C・S・ルイス宗教著作集4) 1977.3
- 『キリストの生涯』(ウィリアム・バークレー、イアン・リード脚本、新教出版社) 1977.12
- 『スタイロン』(R・H・フォサム、すぐ書房、英米文学批評双書) 1977.12
- 『新約聖書』(新教出版社) 1985.2
- 『天の都をさして 『天路歴程』少年版』(ジョン・バニヤン、すぐ書房) 1987.11
記念論集
[編集]- 『夫子の道は忠恕のみ』(柳生直行先生追悼文集刊行委員会、瀬沼達也) 1988.9
参考文献
[編集]- 『日本キリスト教歴史大事典』(教文館) 1988