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柴田昌平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

柴田 昌平(しばた しょうへい、1963年10月8日 - )は、日本映画監督ドキュメンタリー映画の監督)。

経歴

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東京都出身。幼少期から転校を繰り返す。大阪府立清水谷高等学校から東京都立駒場高等学校を卒業。

1988年東京大学卒業(文化人類学専攻)後、NHK(沖縄放送局、報道局特報部)、姫田忠義の「民族文化映像研究所」を経て1995年に独立。

現在は、自身が代表を務める(有)プロダクション・エイシアより、映像作品を世に送り出している。沖縄やアジアに目を向けた映像作品(主にドキュメンタリー)を作りつづけている。

主な監督作品と受賞歴

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  • 1994年 ドキュメンタリー映画『埼玉の箕づくり 毛呂山町葛貫の桜箕』
  • 1995年 「1フィート映像でつづるドキュメント沖縄戦」(教育映画祭優秀賞)
  • 1997年 NHK「風の橋~中国雲南・大峡谷に生きる」(ギャラクシー賞
  • 1997年 NHK「天と地の時を奏でる~中国55少数民族・音楽の旅」(ATP賞
  • 1998年 NHK「杉の海に甦る巨大楼閣」(ギャラクシー賞ATP賞
  • 2005年 NHKスペシャル新シルクロード・第1集・楼蘭・4千年の眠り」(米・国際エミー賞参加)
  • 2005年 NHKスペシャル新シルクロード・第5集・天山南路・ラピスラズリの輝き」(伊・国際宗教映画祭参加/2007年ニューヨーク・フェスティバル金賞受賞)
  • 2006年 長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」(第50回JCJ特別賞/第5回文化庁映画賞〈文化記録映画部門〉大賞受賞[1])/2007年(第81回)キネマ旬報ベストテン〈文化映画部門〉第1位/日本映画ペンクラブ・ベストファイブ〈文化映画部門〉第1位/高崎映画祭特別賞/全国映画鑑賞連合会 監督賞/日本映画復興会議 奨励賞/SIGNIS JAPAN カトリック映画賞)
  • 2007年 NHKスペシャル「世界里山紀行・フィンランド・森・妖精との対話」(独・2008年World Media Festival銀賞受賞/米・ロサンジェルス国際ビデオ映画祭 3位)
  • 2008年 NHK・BS世界のドキュメンタリー「よみがえる第二次世界大戦・カラー化された白黒フィルム」(2010年、NHK放送総局長賞受賞)
  • 2010年 長編ドキュメンタリー映画「森聞き」(フィンランド・オウル国際青少年映画祭正式招待/日本映画ペンクラブ・ベストファイブ〈文化映画部門〉第3位/2010年(第84回)キネマ旬報ベストテン〈文化映画部門〉第7位/児童文化福祉賞〈厚生大臣賞〉)
  • 2011年 NHKハイビジョン特集「北海道 豆と開拓者たちの物語」(ATP賞 最優秀ドキュメンタリー賞[2]))
  • 2012年 NHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」(放送文化基金賞/米・エミー賞参加/米・モンタナシネ国際フィルムフェスティバル・撮影に対する名誉言及賞/チェコ・生活科学映像祭正式参加/世界自然・野生生物映像祭 日本環境賞/中国・四川テレビ祭 最優秀人類学賞)
  • 2013年 NHKスペシャル「和食 千年の味のミステリー」(ATP賞 総務大臣賞[3]))
  • 2014年 日仏合作ドキュメンタリー映画「千年の一滴 だし しょうゆ」(2014年キネマ旬報ベストテン〈文化映画部門〉第2位/Tokyo Docs優秀企画賞/ギャラクシー賞奨励賞/辻静雄食文化賞[4])/アメリカ・第12回 考古学チャンネル国際フィルム・ビデオ映像賞 奨励賞)
  • 2015年 NHK 世界で一番美しい瞬間「妖精の森が輝くとき〜スウェーデン・北部地方」
  • 2017年 NHKスペシャル「黒潮 ~世界最大 渦巻く不思議の海~」
  • 2018年 NHK BS1スペシャル「人生は旅だ 料理も旅だ  三ツ星シェフが見つけた日本」
  • 2020年 NHK BS1スペシャル「人生は旅だ 料理も旅だ  三ツ星シェフ 日本のコメに挑む」
  • 2021年 映画「陶王子 2万年の旅」 (第36回 ATP賞優秀賞[5]/2021年(第95回)キネマ旬報ベストテン〈文化映画部門〉第3位[6]
  • 2022年 国際共同制作『愛と異端のシルクロード』
  • 2022年 ドキュメンタリー映画「百姓の百の声」(第38回 農業ジャーナリスト賞[7]
  • 2023年 NHK ETV特集「私と先生とピアノ」

著書

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  • 2022年 「ももちゃんのピアノ 沖縄戦・ひめゆり学徒の物語」[8] ポプラ社/ 文 柴田昌平 絵 阿部結

その他の活動

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  • 沖縄県に所在するひめゆり平和祈念資料館の展示リニューアル事業総合プロデューサーを務めた(2004年)。この活動が、後に映画「ひめゆり」を製作する事になった由縁である。


関連項目

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ 文化庁映画賞一覧”. 文化庁. 2023年5月23日閲覧。
  2. ^ 第28回 ATP賞テレビグランプリ”. 全日本テレビ番組製作社連盟. 2023年5月23日閲覧。
  3. ^ 第31回 ATP賞テレビグランプリ”. 全日本テレビ番組製作社連盟. 2023年5月23日閲覧。
  4. ^ 第6回 辻静雄食文化賞(2015年)”. 辻静雄食文化財団. 2023年5月23日閲覧。
  5. ^ 第36回 ATP賞テレビグランプリ”. 全日本テレビ番組製作社連盟. 2022年4月11日閲覧。
  6. ^ 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表!!”. キネマ旬報. 2022年4月11日閲覧。
  7. ^ 農業ジャーナリスト賞”. 農政ジャーナリストの会. 2023年5月23日閲覧。
  8. ^ ももちゃんのピアノ”. ポプラ社. 2023年5月23日閲覧。