柴田純志
表示
この記事の主題はウィキペディアにおける独立記事作成の目安を満たしていないおそれがあります。 (2017年6月) |
柴田 純志(しばた じゅんじ、1959年 - )は、日本の国際政治学者。専門は国際政治システム論。
人物
[編集]北海道小樽市生まれ。北海道札幌南高等学校出身。慶應義塾大学在学中に、東京工業大学の永井陽之助に師事。一橋大学大学院では、山本満が指導教官だった[1]。千葉敬愛短期大学助教授、敬愛大学専任講師、ワルシャワ大学客員講師等を経て、1995年より学習院大学法学部政治学科講師となる。
京都大学准教授の坂出健は、柴田の著書『ウェストファリアは終わらない ― 国際政治と主権国家』を、ウェストファリア体制の歴史的・理論的評価を簡潔にまとめた良書であると評した[2]。
略歴
[編集]- 北海道札幌南高等学校卒業
- 1985年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
- 1987年 一橋大学大学院法学研究科修士課程修了
- 1992年 一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学
- 1992年 - 1995年 千葉敬愛短期大学国際教養科専任講師
- 1995年 - 1997年 千葉敬愛短期大学国際教養科助教授
- 1997年 - 2001年 敬愛大学国際学部専任講師
- 1995年 - 2017年 学習院大学法学部政治学科講師
著作
[編集]著書
[編集]- 『ウェストファリアは終わらない ― 国際政治と主権国家』(虹有社、2012年)
- 「現代日本の政治外交における国家ヴィジョンの分裂」『PROCEEDINGS OF WARSAW SYMPOSIUM ON JAPANESE STUDIES 23-26 November 1994』(共著、DIALOG、1999年)
論文
[編集]- 「「事実」とその認識 Keith L.Nelson and Spencer C.Olin,Jr., Why War? Ideology, Theory, and History, University of California Press, 1979, 201pp.」 一橋研究 10(4) 1986-01-31 p.191-197
- 「小国とは何か?」一橋研究 11(2) 1986-07-30 p.85-104
- 「パワーと小国の概念」千葉敬愛短期大学紀要 15 1993-03 p.31a-19a
- 「K. J. ホルスティ『国際システムにおける変化』」千葉敬愛短期大学紀要 15 1993-03 p.131a-125a
- 「小国-国際政治におけるユートピア」千葉敬愛短期大学紀要 16 1994-02 p.77a-55a
- 「フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』上・下, 渡部昇一訳, 三笠書房, 1992年, 上332ページ, 下317ページ」千葉敬愛短期大学紀要 16 1994-02 p.184a-177a
- 「非同盟の起源(上)」国際教養学論集 4 1994-10 p.109-141
- 「非同盟の起源(下)」 国際教養学論集 4 1994-10 p.109-141
- 「60年代の非同盟」 国際教養学論集 5 1995-10 p.111-131
- 「60年代非同盟の主張」国際教養学論集 5 1995-10 p.185-192
- 「55年体制とは何か 1 冷戦と55年体制」JAPONICA(ポーランド)第11号、1999年2月、pp. 59-72(ポーランド語への翻訳)
- 「55年体制とは何か 2 中選挙区制と55年体制」JAPONICA(ポーランド)第13号、2000年2月、pp. 69-77(ポーランド語への翻訳)
- 「55年体制とは何か 3 55年体制の制度化と崩壊」JAPONICA(ポーランド)第15号、2001年2月、pp. 58-71(ポーランド語への翻訳)
脚注
[編集]- ^ 『ウェストファリアは終わらない ― 国際政治と主権国家』(虹有社、2012年)あとがきより
- ^ 坂出健. “国際政治経済学への招待状”. 京都大学学術研究支援室. 2017年6月10日閲覧。