柿沼博彦
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柿沼 博彦(かきぬま ひろひこ、1943年 - )は、日本の技術者・実業家。元会社経営者。
人物
[編集]栃木県田沼町(現佐野市)出身。北海道大学工学部、北海道大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了。1969年国鉄入社。長く北海道旅客鉄道代表取締役副社長(技術開発担当)を務めた後、2013年6月まで北海道旅客鉄道代表取締役会長だった。その後、北海道旅客鉄道株式会社特別顧問・技監に就任。2014年4月より道都大学美術学部客員教授に就任した。
デュアル・モード・ビークル(DMV)の開発指揮者として有名である。他にIGBTベースの交流回生システムや、キハ201系や261系で実用化され、N700系やFASTECH等にも採用された空気ばねを用いた車体傾斜システムの開発を手がける。若いころは200系新幹線の開発にも携わっていたという。現在はDMVの実用化に向けた取り組みを続ける一方、振り子と前述の空気ばねを組み合わせたハイブリッド車体傾斜システムの開発を続けている。
2001年には回生システムの開発により、文部科学大臣賞(科学技術功労者)を受賞している。
脚注
[編集]- ^ “平成17年春の褒章受章者 北海道” (PDF). 内閣府. p. 2 (2005年4月29日). 2005年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月17日閲覧。
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