栗林家住宅
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栗林家住宅主屋 | |
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情報 | |
構造形式 | 木造、瓦葺及び鉄板葺 |
建築面積 |
119 m² [1] ※店舗は108m2 |
延床面積 | 310 m² [2] |
階数 | 平屋建(一部2階建) |
所在地 |
〒398-0002 長野県大町市大町4084 |
座標 | 北緯36度30分18.4秒 東経137度51分32.7秒 / 北緯36.505111度 東経137.859083度座標: 北緯36度30分18.4秒 東経137度51分32.7秒 / 北緯36.505111度 東経137.859083度 |
文化財 | 国の登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2022年10月31日 |
栗林家住宅(くりばやしけじゅうたく)は、長野県大町市大町にある栗林家の旧住宅。国の登録有形文化財。
歴史
[編集]松本藩に戸田氏が入封した後の享保年間(1716年~1736年)、栗林家は安曇郡大町組(現在の大町市、白馬村、小谷村)の大庄屋を勤めた。
文政8年(1825年)12月に起こった赤蓑騒動では、12月15日夕方に打ち壊しにあった12~13軒の中に、庄屋栗林五郎右衛門の家がみえる[3]。
2022年(令和4年)10月31日、主屋、店舗、門及び塀の3件が「栗林家住宅(創舎わちがい)主屋」などとして国の登録有形文化財に登録された。大町市内の国登録有形文化財としては7件目[4]。
飲食店としての活用
[編集]2005年(平成17年)8月4日、市民有志の手によって栗林家住宅に飲食店「創舎わちがい」がオープンし、地元の食や地酒を提供している[5]。
建築
[編集]屋敷部分は江戸時代末期の建築。店舗部分は明治時代前期建て替えのもの。木造2階建て。延床面積約310平方メートル。典型的な町屋形式の建物[2]。
主屋
[編集]江戸末期建築、明治改修。木造平屋建一部2階建、切妻造瓦葺き及び鉄板葺き、真壁造漆喰仕上げ。建築面積119平方メートル。通りから門、庭を介して位置しており、南側の店舗側面後方と接続している[1]。
店舗
[編集]大正後期建築。木造2階建。切妻造瓦葺き、真壁造漆喰仕上げ。建築面積108平方メートル。通りに西面する大庄屋の町屋[1]。正面側から前土間、ミセ(玄関機能を果たす空間)、オエ(居間)、カッテ(台所)が並ぶ[4]。
門及び塀
[編集]明治前期建築。木造、切妻造瓦葺き。間口3.6メートル、板塀付、総延長8.9メートル。店舗の北に並んでおり、通りに開いている[1]。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『大町市史 第3巻 近世』大町市史編纂委員会、1986年