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桐生典子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

桐生 典子(きりゅう のりこ、1956年[1] - )は、日本小説家新潟県生まれ。青山学院大学文学部フランス文学科を卒業する[2]

経歴

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女性誌等のフリーライターを経て、1996年に書き下ろし短編連作、『わたしのからだ』でデビュー。
新人賞を受賞せず、デビューする新人はめずらしい。
『閃光』『やわらかな針』『抱擁』『眠る骨』『金色の雨がふる』など著書多数。女性の肉体と精神を徹底的に追求した作風が特徴。

人物

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新潟の雪深い山間部の水力発電所で3姉妹の末っ子として幼年時代を送る。
雪の降りつづく暗い日々から、ある朝目をさますと、空は晴れわたり、世界は真っ白に輝いている――それが原風景であり、おかげで楽天的な(?)性格になったらしい。
少女時代は、野や山に遊び、漫画と小動物を愛し、本はほとんど読まず、作文でもほめられたことはなかった。
現在の作家桐生典子の形成に大きな影響を与えたのは、中3の夏、東亜国内航空の新人スチュワーデスだった次姉をばんだい号墜落事故で失った事。
突然肉体が破壊され、消滅するという事実を突きつけられた。姉妹ゲンカのたびに、「死んじゃえ!」と捨てぜりふを吐いていたことが現実になったという罪悪感。
姉の死が遠因で父親も数年後に病死。母親からは、スチュワーデスという仕事を継ぐことを望まれたが、叶えなかった。
小説家デビュー以来、一年に一冊の出版という遅筆ぶり。近年はほぼ休眠状態。
小林秀雄の講演CD『信ずることと考えること』を愛聴している。

作品一覧

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小説

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評伝

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紀行文

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  • CARDAGE 2002年1+2月号 新春の金沢へ(2002年、JCB
  • J-Basket 2007年7月号 飛鳥「で夢のクルージング(2007年、JCB
  • 小説宝石 2007年11月号 ブータン紀行(2007年、光文社
  • 旅と鉄道 2012年7月号 片道切符の魔力 上信越の山裾を走る(2012年、朝日新聞出版
  • 旅と鉄道 2014年1月号 鉄道富嶽百景 私だけの“富嶽百景”(2013年、朝日新聞出版

脚注

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外部リンク

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  • 眠る骨(テレビドラマデータベース)