桜坂洋
表示
桜坂 洋 (さくらざか ひろし) | |
---|---|
ペンネーム |
桜坂 洋 (さくらざか ひろし) |
誕生 |
1970年??月??日 日本・東京都 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京理科大学理学部第二部物理学科卒業[1] |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル |
ライトノベル サイエンス・フィクション |
代表作 |
『よくわかる現代魔法』[2] 『All You Need Is Kill』など |
主な受賞歴 | 第16回SFマガジン読者賞(『さいたまチェーンソー少女』) |
デビュー作 | 『よくわかる現代魔法』 |
ウィキポータル 文学 |
桜坂 洋(さくらざか ひろし、1970年[2] - )は、日本の小説家。
来歴
[編集]開成高等学校出身、東京理科大学理学部第二部物理学科卒[1]。卒業後はIT企業でシステムエンジニアとして働く[1]。第2回集英社スーパーダッシュ小説新人賞での最終選考作『魔法使いのネット』を改稿・改題した『よくわかる現代魔法』で、2003年(平成15年)12月にデビューする。2004年(平成16年)発表の短篇『さいたまチェーンソー少女』で第16回SFマガジン読者賞、2008年(平成20年)発表の短篇『ナイト・オブ・ザ・ホーリーシット』で第20回SFマガジン読者賞を受賞。
ゲームを含むコンピュータ全般が趣味であり、当然コンピュータ・オタク文化に造詣が深い。また、かなり熱狂的なメガネ属性である。執筆に2004年(平成16年)当時はMeadow・SKK・TeXを使っていた。[3]
「All You Need Is Kill」の発行後、筒井康隆や東浩紀などからも高い評価[4]を受け、一般文芸誌や純文学誌での執筆もこなすようになった。その誼からか、東とは共同プロジェクト「ギートステイト」や「キャラクターズ」を立ち上げたり筒井の著作である『ダンシング・ヴァニティ』の評論を執筆したりしている。
作品リスト
[編集]単著
[編集]- よくわかる現代魔法(2003年12月 集英社スーパーダッシュ文庫)
- All You Need Is Kill (2004年12月 集英社スーパーダッシュ文庫 / 2014年6月 ジャンプ ジェイ ブックス) - イラスト:安倍吉俊(集英社スーパーダッシュ文庫)、小畑健(ジャンプ ジェイ ブックス)
- スラムオンライン(2005年6月 ハヤカワ文庫JA) - イラスト:toi8
- スラムオンラインEX(2014年5月 ハヤカワ文庫JA) - 上記『スラムオンライン』に短編「エキストラ・ラウンド」を追加収録
共著・他
[編集]- 桜色ハミングディスタンス(2005年11月 第4回文学フリマで販売) - 桜庭一樹との共著、同人誌
- キャラクターズ(2008年5月 新潮社) - 東浩紀との共著
- ガールズメガネ(2006年2月 太田出版) - 写真:西村智晴。桜坂は短編「サーティスリー・マイナスマイナス・ドットドット」を寄稿
アンソロジー
[編集]「」内が桜坂洋の作品
- 七つの黒い夢(2006年2月 新潮文庫)「10月はSPAMで満ちている」 - 「よくわかる現代魔法」番外編の短編で坂崎嘉穂が登場
- 神林長平トリビュート(2009年11月 早川書房 / 2012年4月 ハヤカワ文庫JA)「狐と踊れ」 - 神林長平の同題作品に対するオマージュ作品
- ゼロ年代SF傑作選(2010年2月 ハヤカワ文庫JA)「エキストラ・ラウンド」
- 蝦蟇倉市事件2(2010年2月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉)「毒入りローストビーフ事件」
- 【改題】街角で謎が待っている がまくら市事件(2014年12月 創元推理文庫)
- スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選(2018年3月 創元SF文庫)「リスポーン」
単行本未収録作品
[編集]イラストは西島大介が担当
- さいたまチェーンソー少女(2004年9月号)
- 遊星からのカチョーフウゲツ(2005年7月号)
- ナイト・オブ・ザ・ホーリー・シット(2008年8月号)
- その他短編
コミカライズ
[編集]- さいたまチェーンソー少女(月刊コミック電撃大王 2008年8月号 - 2009年2月号) - 作画:鶯神楽
- よくわかる現代魔法(ジャンプスクエア 2008年9月号 - 2009年10月号) - 漫画:宮下未紀
- All You Need Is Kill(週刊ヤングジャンプ 2014年6・7合併号 - 2014年26月号) - 漫画:小畑健、構成:竹内良輔
映像化作品
[編集]- アニメ
- 映画
-
- オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年6月6日アメリカ公開[6]、監督:ダグ・リーマン、主演:トム・クルーズ)
脚注
[編集]- ^ a b c “All You Need Is Kill 原作者 OB・OG 作家 桜坂洋さん(物理学科卒業)”. 理二の学生・OBOG・先生が語る 理科大Voice. 東京理科大学. 2021年1月15日閲覧。
- ^ a b 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日第1刷発行、114頁、ISBN 4-7966-5012-1
- ^ 作家・イラストレーターインタビュー第8回 作家・桜坂洋さん
- ^ 対談 筒井康隆+東浩紀 キャラクター小説とポストモダン, 群像 2007夏号, 講談社, 2007年(平成19年)6月
- ^ ギートステイト(講談社MouRa) [リンク切れ]
- ^ 小林真里 (2013年10月19日). “日本のラノベがトム・クルーズ主演作に!その道のりとは?”. シネマトゥデイ. 2016年9月25日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 桜坂洋 (sakurazaka) - X(旧Twitter) (2007年5月15日 10時34分15秒 - )
- 作家・イラストレーターインタビュー第8回 作家・桜坂洋さん - 集英社インタビュー