櫻澤健一
櫻澤 健一(さくらざわ けんいち、1963年8月14日 - )は、日本の元警察官僚、警視監。内閣官房内閣情報調査室内閣審議官等を経て、警察庁長官官房総括審議官、警察庁警備局長。一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)[1]業務執行理事。
人物・経歴
[編集]静岡県藤枝市出身。静岡県立藤枝東高等学校を経て[2]、東京工業大学(現東京科学大学)工学部制御工学科卒業。交通遺児育英会の奨学金を借りて大学へ進学し、1年間休学してブラジルに留学した[3]。
1988年警察庁入庁(警部補)。警視庁刑事部捜査第一課管理官、茨城県警察本部刑事部捜査第二課長、兵庫県警察本部警備部公安第一課長等を経て、2000年外務省在インドネシア日本国大使館一等書記官。警察庁長官官房人事課人事総括企画官、警視庁警務部参事官兼人事第一課長事務取扱等を経て、2011年警察庁生活安全局地域課長。2013年警察庁警備局国際テロリズム対策課長。2014年富山県警察本部長[4][5][6][7][8][9]。2015年に警察庁交通局交通規制課長[10][11]。2016年から警察庁交通局交通企画課長を務め[12]、自動運転車への対応の検討などにあたった[13]。2018年内閣官房内閣審議官(内閣情報調査室)[14]、内閣官房内閣情報調査室カウンターインテリジェンス・センター副センター長[15]、内閣官房国際テロ情報集約室次長[16]。2021年警察庁長官官房総括審議官[17]。同年警察庁警備局長[18]。
2022年7月8日発生の安倍晋三銃撃事件の対策本部長を務めた後[19]、警察庁長官の中村格、奈良県警察本部長の鬼塚友章らと共に引責辞任した[20][21]。同年日本毛織顧問[22]。2023年1月日本サイバー犯罪対策センター(JC3)業務執行理事[23]。2023年9月NPO法人災害時警友活動支援ネットワーク(SuNPoD)理事[24][25]。2024年4月静岡大学情報学部客員教授[26]。
脚注
[編集]- ^ https://www.jc3.or.jp/
- ^ 毎日フォーラム・霞が関人物録静岡県毎日新聞2020年3月10日 09時47分
- ^ https://40anos.nikkeybrasil.com.br/jp/biografia.php?cod=205 私たちの40年 ブラジル研修から「日伯架け橋の会」へ 4期生 櫻澤 健一
- ^ 「県警本部長に就いた櫻澤健一(さくらざわ・けんいち)さん」北日本新聞2014.01.31 00:52
- ^ 「警察の進路~21世紀の警察を考える~」東京法令出版
- ^ 「人事、警察庁」日本経済新聞2011/10/19付
- ^ 「神宮球場で窃盗の警部補 懲戒免職処分に」サンスポ2011年10月14日 20:18
- ^ 590KB神戸大学
- ^ 「新本部長に桜沢国際テロリズム対策課長」
- ^ 「人事、警察庁2015/3/14付」日本経済新聞
- ^ 霞が関コンフィデンシャル<官界インサイドレポート文藝春秋digital2021/02/26
- ^ 「人事、警察庁」日本経済新聞(2016/8/2 21:45)小サイズに変更
- ^ 「レベル3」の実用化検討 自動運転で警察庁が有識者委員会立ち上げ産経新聞2018.5.22 10:29
- ^ 人事警察庁毎日新聞2018年8月1日
- ^ 官報平成30年本紙第7321号 7頁
- ^ 官報令和3年本紙第414号 10頁
- ^ 人事 警察庁毎日新聞 2021/1/16
- ^ 警察庁長官に中村格氏、警視総監に大石吉彦氏が就任へ 閣議で承認朝日新聞デジタル2021年9月14日 11時00分
- ^ 警察庁が対策本部を設置 警備局長が対策本部長 安倍元首相銃撃で - 毎日新聞
- ^ 中村格警察庁長官の辞職、閣議で承認 30日に交代へ日本経済新聞2022年8月26日 10:20
- ^ / 中村警察庁長官が退任、新長官に次長の露木氏産経新聞2022/8/26 10:43
- ^ 国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく報告の概要(令和4年10月1日〜同年12月31日分) 人事院 令和5年3月24日(PDF)
- ^ サイバー犯罪の実情や対策伝える 静岡県がセミナー静岡新聞2023.5.20
- ^ 「検視人員、場所、すべてが不足」 震災教訓に警察OBが支援組織朝日新聞デジタル2023年12月1日
- ^ 代表理事挨拶NPO法人災害時警友活動支援ネットワーク (SuNPoD)
- ^ https://www.inf.shizuoka.ac.jp/research/#anchor-visiting
|
|
|