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梅田博之

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うめだ ひろゆき
梅田 博之
本名 梅田 博之(うめだ ひろゆき)
生年月日 (1931-04-04) 1931年4月4日
没年月日 (2019-07-01) 2019年7月1日(88歳没)
出生地 日本の旗 日本東京都
死没地 日本の旗 日本東京都
主な作品
アンニョンハシムニカ・ハングル講座
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梅田 博之(うめだ ひろゆき、1931年4月4日 - 2019年7月1日)は、日本の朝鮮語学者。東京外国語大学教授・麗澤大学教授を経て、東京外国語大学名誉教授、麗澤大学名誉教授。東京都出身。

過去の出演番組

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略年譜

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  • 1931年4月4日:東京都に生まれる
  • 1954年3月:東京大学文学部言語学科卒業
  • 1956年3月:東京大学大学院人文科学研究科言語学専修課程修士課程修了
  • 1959年3月:東京大学大学院人文科学研究科言語学専修課程博士課程単位取得・満期退学
  • 1959年8月:名古屋大学文学部助手
  • 1965年4月:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所講師
  • 1967年1月:ソウル大学校東亜文化研究所客員研究員(1969年1月まで)
  • 1967年4月:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教授
  • 1971年4月: NHKラジオ国際放送(韓国向け)日本語講座講師(1981年3月まで)
  • 1972年12月:日本学術会議語学文学研究連絡委員会委員(1976年2月まで)
  • 1973年6月:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
  • 1975年10月:啓明大学校客員教授(1976年4月まで)
  • 1980年3月:文部省学術審議会専門委員(1995年1月まで)
  • 1982年3月:ソウル大学校大学院講師・韓国外国語大学校大学院客員教授(1983年3月まで)
  • 1983年2月:啓明大学校より文学博士の学位を授与される
  • 1983年4月:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所長(1989年3月まで)
  • 1984年4月:NHKテレビ「アンニョンハシムニカ・ハングル講座」講師(1991年3月まで)
  • 1991年8月:国際韓国語教育学会副会長(1993年8月まで)
  • 1991年10月:玉冠文化勲章受章(大韓民国政府)
  • 1992年10月:ハングル能力検定協会会長(1995年9月まで)
  • 1994年3月:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所停年退職
  • 1994年4月:麗澤大学教授
  • 1994年4月:日本言語学会会長(1997年3月まで)
  • 1994年4月:東洋文庫研究員(2004年9月まで)
  • 1998年4月:日本音声学会会長(2001年3月まで)
  • 1999年9月:東崇学術賞(韓国・東崇学術財団)
  • 2001年1月:日本学術会議東洋学研究連絡委員会委員(2003年6月まで)
  • 2003年4月:麗澤大学学長(2007年3月まで)
  • 2004年4月:金田一京助博士記念会会長(2009年3月まで)
  • 2007年4月:麗澤大学名誉教授・学校法人廣池学園顧問
  • 2008年4月:瑞宝中綬章[1]
  • 2019年7月1日:東京都で死去

著書

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  • 1967年:『朝鮮語の基礎』株式会社テック.
  • 1971年:『現代朝鮮語基礎語彙集』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所.
  • 1971年:『やさしい日本語(会話編)』日本放送協会.
  • 1973年:KOREAN (Asian and African Grammatical Manual No.11). 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所.
  • 1974年:『言語研修テキスト 朝鮮語・基本文型 I・II』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所.
  • 1977年:『새로운 일본어(新しい日本語)』(村崎恭子と共著)蛍雪出版社(韓国).
  • 1983年:『韓国語의 音声学的 研究―日本語와의 対照를 中心으로―(韓国語の音声学的研究―日本語との対照を中心に―)』蛍雪出版社(韓国).
  • 1985年:『NHK ハングル入門』日本放送出版協会.
  • 1985年:『現代日本語 上・下』(韓美卿と共著)法文社(韓国).
  • 1989年:『スタンダードハングル講座 1 入門・会話』(金東俊と共著)大修館書店.
  • 1989年:『スタンダードハングル講座 4 作文』(金東俊と共著)大修館書店.
  • 1990年:『スタンダードハングル講座 3 解釈』(康仁善・金東俊と共著)大修館書店.
  • 1991年:『スタンダードハングル講座 2 文法・語彙』大修館書店.

監修

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  • 2004年:『韓国語概説』(李翊燮ほか著、前田真彦訳)東京:大修館書店.
  • 2012年:『標準韓国語文法辞典』(韓国・国立国語院編、李允希と共同監修)東京:アルク.

論文

[編集]
  • 1957年:The Phonemic System of Modern Korean.『言語研究』32.
  • 1960年:On the Phonemes of the Cheju Dialect of Korean.『名古屋大学文学部研究論集』22.
  • 1961年:「朝鮮語漆谷方言のアクセント」『名古屋大学文学部研究論集』25.
  • 1963年:「朝鮮語諸方言の基礎語彙統計学的研究」『朝鮮学報』27.
  • 1965年:「朝鮮語のソナグラム」『名古屋大学文学部研究論集』37.
  • 1965年:「朝鮮語の「濃音」の物理的性質」(梅田規子と共著)『言語研究』48.
  • 1966年:「朝鮮語の文章中の母音の分析」(金東俊と共著)『朝鮮学報』37・38.
  • 1970年:Some Experiments on Korean Vowel Sounds: Using an Acoustic Model of the Vocal Tract(金東俊と共著)『アジア・アフリカ言語文化研究』3(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所).
  • 1972年:「朝鮮語霊山方言のアクセント」『現代言語学』三省堂.
  • 1972年:「現代朝鮮語の敬語」『アジア・アフリカ文法研究』1(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所).
  • 1973年:「朝鮮語と日本語」『朝鮮学報』69.
  • 1974年:「朝鮮語の敬語」『敬語講座 第8巻 世界の敬語』明治書院.
  • 1977年:朝鮮語における敬語」『岩波講座 日本語 4 敬語』岩波書店.
  • 1977年:「일본어의 이른바 형용동사에 대하여(日本語のいわゆる形容動詞について)」(村崎恭子と共著)『白初洪淳昶博士還暦記念史学論叢』螢雪出版社(韓国).
  • 1980年:「韓国語の音節末子音の喉頭調節」(朴恵淑澤島征行と共著)『音声研究資料』
  • 1980年3月:(日本音響学会).
  • 1980年:「朝鮮語を母語とする学習者のための日本語教材作成の問題点」『日本語教育』
  • 1980年:「韓国人学生에 대한 日本語教育時의 留意点」(韓国人学生に対する日本語教育時の留意点)」『日本学誌』創刊号(啓明大学日本文化研究所).
  • 1981年:「朝鮮語」『講座言語 第6巻 世界の言語』大修館書店.
  • 1981年:An Electromyographic Study of Laryngeal Adjustments for the Korean Stops(朴恵淑・広瀬肇吉川博英澤島征行と共著)『東京大学音声医学研究施設年報』
  • 1982年:「朝鮮語の指示語」『講座日本語学 12 外国語との対照 III』明治書院.
  • 1982年:「朝鮮語の語彙―意味に関する問題―」『講座日本語学 12 外国語との対照III』明治書院.
  • 1982年:「朝鮮語の文構造」(村崎恭子と共著)『講座日本語学 10 外国語との対照 I』明治書院.
  • 1982年:「朝鮮語の格表現」(村崎恭子と共著)『講座日本語学 10 外国語との対照 I』明治書院.
  • 1982年:「日本語のテンス・アスペクト」(村崎恭子と共著)『講座日本語学 11 外国語との対照 II』明治書院.
  • 1982年:「朝鮮語のモダリティー」(村崎恭子と共著)『講座日本語学 11 外国語との対照 II』明治書院.
  • 1982年:「韓国語と日本語―対照研究の問題点―」『日本語教育』48.
  • 1984年:「일본어의 指示詞의 用法―한국어의 指示詞 와의 対照를 통하여―(日本語の指示詞の用法―韓国語の指示詞の対照を通じて―)」『牧泉兪昌均博士還甲記念論文集』啓明大学出版部(韓国).
  • 1985年:「韓国人に対する日本語教育と日本人に対する朝鮮語教育」『日本語教育』
  • 1986年:「日本語と朝鮮語」『朝鮮語大辞典 上』角川書店.
  • 1989年:「朝鮮語」『言語学大辞典 第2巻 世界言語編 中』三省堂.
  • 1989年:「親族名称の変化」『野村正良先生受賞記念言語学論文集』.
  • 1989年:「韓国語の仮名表記」『講座日本語と日本語教育 9 日本語の文字・表記(下)』明治書院.
  • 1990年:「경어에 대한 한일 대조연구(敬語に関する韓日対照研究)」『日本学誌』10(啓明大学日本文化研究所).
  • 1990年:「朝鮮語と日本語の述語構造の枠組み」『日本語教育』72.
  • 1990年:「日本語と韓国語の聞き手に対する敬語用法の比較対照」(荻野綱男・金東俊・羅聖淑盧顕松と共著)『朝鮮学報』136.
  • 1991年:「日本語と韓国語の第三者に対する敬語用法の比較対照」(荻野綱男・金東俊・羅聖淑・盧顕松と共著)『朝鮮学報』141.
  • 1991年:「서울말의 모음 변화에 대하여(ソウル語の母音変化について)」『들메서재극박사회갑기념논문집』啓明大学校出版部.
  • 1991年:A Diachronic Vowel-Change in Seoul Dialect. Korean Language Education Vol.3(国際韓国語教育学会).
  • 1993年:「ソウル方言の母音―特に前舌母音の開閉の対立について」『日本研究』8(韓国外国語大学日本研究所).
  • 1994年:「韓国語の母音」『言語研究』106.
  • 1995年:Age Differentiation of the Vowel Systems in the Seoul Korean: Acoustic Measurements.『アジア・アフリカ言語文化研究』48・49.
  • 1996年:「韓国語の平音・激音・濃音について」『日本語教育論文集―小出詞子先生退職記念―』凡人社.
  • 1997年:「日本における朝鮮語研究の流れ」『日本語と朝鮮語 上巻』(国立国語研究所).
  • 1997年:「訓民正音의 文字論的 意義(訓民正音の文字論的意義)」『한글 새소식』第297 号(ハングル学会).
  • 1998年:「日本語話者에 대한 韓国語 音声教育의 問題点(日本語話者に対する韓国語の音韻教育の問題点)」『韓国学論叢』韓国文化社(韓国).
  • 1999年:「硬音再論」『音声科学』6(韓国音声科学会).
  • 2000年:「『捷解新語』의 使役構文(『捷解新語』の使役構文)」(林昌奎と共著)『21세기 국어학의 과제(21 世紀国語学の課題)』月印.
  • 2003年:「우삼방주의 한국어교육론(雨森芳洲の韓国語教育論)」『韓国日語日文学研究』46(韓国日語日文学会).
  • 2008年:「北朝鮮の敬語政策」『日本語学』27-7(明治書院).
  • 2010年:「韓国語のキョウダイ名について―再論」『言語と文明』8(麗澤大学大学院言語教育研究科).
  • 2012年:「韓国語の丁寧さを表わす終助詞요についての覚え書」『言語と文明』10.
  • 2013年:「廣池千九郎博士の「吏道」研究」『言語と文明』11.

脚注

[編集]
  1. ^ 春の叙勲・褒章”. 日本私立大学協会 (2008年5月7日). 2023年6月12日閲覧。